学習トップ理由で解く 作業療法士第11章 ▸ 一般 / QO53P023

理由で解く 作業療法士

QO53P023 作業療法評価学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午後 問23
問題
上肢の末梢神経障害でみられるのはどれか。
選択肢
1 Barré徴候
2 Froment徴候
3 Kernig徴候
4 Laségue徴候
5 Romberg徴候
解答
正解2(Froment徴候)
解説

Froment徴候は尺骨神経麻痺の徴候。母指内転筋麻痺のため紙をつまむと母指IP関節が屈曲する。

Froment徴候は、母指と示指で紙を挟んで引っ張らせたとき、尺骨神経支配の母指内転筋が働かず、正中神経支配の長母指屈筋が代償して母指IP関節が屈曲してしまう現象で、尺骨神経麻痺(上肢の末梢神経障害)を示す。他の徴候は中枢性運動障害(Barré)、髄膜刺激(Kernig)、坐骨神経・腰椎神経根(Lasègue)、深部感覚・小脳系(Romberg)の評価であり、上肢末梢神経障害の徴候ではない。

✗ 1. 誤り
Barré徴候
上肢を挙上保持させ回内・下降をみる錐体路(中枢性)障害の徴候
✓ 2. 正しい
Froment徴候
母指内転筋麻痺による尺骨神経麻痺の徴候
✗ 3. 誤り
Kernig徴候
股・膝屈曲位から膝伸展で抵抗・疼痛をみる髄膜刺激徴候
✗ 4. 誤り
Laségue徴候
下肢伸展挙上(SLR)での坐骨神経・腰椎神経根刺激徴候
✗ 5. 誤り
Romberg徴候
閉眼で動揺が増強する深部感覚(脊髄後索)障害の徴候
ポイント
  • Froment徴候=尺骨神経麻痺
  • 母指内転筋麻痺→IP屈曲で代償
  • Barréは中枢、Romberg/Lasègue/Kernigは末梢外の徴候
比較表
各徴候と評価対象
徴候評価対象
Froment尺骨神経麻痺(母指内転筋)
Barré錐体路(中枢性運動障害)
Kernig髄膜刺激
Lasègue坐骨神経・腰椎神経根
Romberg深部感覚(脊髄後索)
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手