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理由で解く 作業療法士

QO53A075 生理学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問75
問題
運動時の生体反応で正しいのはどれか。
選択肢
1 冠血流は低下する。
2 腎血流は増加する。
3 グリコーゲン分解が促進される。
4 尿へのナトリウム排泄は促進される。
5 酸素含有量の動静脈較差は減少する。
解答
正解3(グリコーゲン分解が促進される。)
解説

運動時は交感神経・カテコラミン優位となり、エネルギー供給のため筋・肝のグリコーゲン分解が促進される。血流は活動筋・冠動脈へ再分配され腎・内臓血流は減少、動静脈酸素較差は拡大する。

運動時は交感神経系が亢進しアドレナリン・グルカゴンが分泌され、肝グリコーゲン分解(および糖新生)と筋グリコーゲン分解が促進されて血糖・エネルギーが供給される。心拍出量増加に伴い冠血流は増加し、血流は活動筋へ再分配されるため腎・消化管など非活動臓器の血流は減少する。腎血流低下とアルドステロン・抗利尿ホルモンの作用で尿中ナトリウム排泄はむしろ抑制される。活動筋が酸素を多く摂取するため動静脈酸素含有量較差は拡大(増加)する。したがってグリコーゲン分解促進が正しい。

✗ 1. 誤り
冠血流は低下する。
心筋酸素需要増大に応じて低下でなく増加する
✗ 2. 誤り
腎血流は増加する。
血流が活動筋へ再分配され減少する
✓ 3. 正しい
グリコーゲン分解が促進される。
カテコラミン等でエネルギー供給のため促進される
✗ 4. 誤り
尿へのナトリウム排泄は促進される。
腎血流低下・アルドステロンで抑制される
✗ 5. 誤り
酸素含有量の動静脈較差は減少する。
活動筋の酸素摂取増大で減少でなく増加する
ポイント
  • 運動時=交感神経・カテコラミン優位
  • グリコーゲン分解促進で血糖供給
  • 冠血流増加・腎/内臓血流減少
  • 動静脈酸素較差は拡大
比較表
運動時の主な生体反応
項目変化
冠血流増加
腎・内臓血流減少
グリコーゲン分解促進
尿中Na排泄減少(抑制)
動静脈酸素較差拡大
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