学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO53A016
理由で解く 作業療法士
脱抑制(身だしなみ無頓着・万引き・とがめられても気にしない)、常同行動(同じ献立の反復)、反響言語(オウム返し)は前頭側頭型認知症の特徴で、常同的な時刻表的生活パターンがみられる。
身だしなみへの無頓着や、代金を払わず注意されても意に介さない反社会的・脱抑制的行動、同じ食事メニューを繰り返す常同行動、相手の言葉をそのまま繰り返す反響言語(滞続言語)は、いずれも前頭側頭型認知症(ピック病を含む)に典型的な症状である。この型では毎日決まった時間に同じ行動を繰り返す『時刻表的(常同的)生活パターン』がみられる。転倒しやすいのはレビー小体型認知症やパーキンソニズムを伴う病態、情動失禁は脳血管性認知症、幻視(『部屋にヘビがいる』)はレビー小体型認知症に特徴的である。手続き記憶(動作・技能の記憶)は認知症でも比較的保たれやすく、作業療法で活用できるため『損なわれる』は誤り。
| 型 | 特徴 |
|---|---|
| 前頭側頭型 | 脱抑制・常同行動・反響言語・時刻表的生活 |
| レビー小体型 | 具体的な幻視・パーキンソニズム・転倒・認知の変動 |
| 脳血管性 | 情動失禁・まだら認知症・段階的進行 |
| アルツハイマー型 | 近時記憶障害・見当識障害が中心 |
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