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理由で解く 作業療法士

QO52P033 作業療法治療学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問33
問題
排痰法はどれか。2つ選べ。
選択肢
1 Mendelsohn手技
2 体位ドレナージ
3 スクイージング
4 口すぼめ呼吸
5 Jakobson法
解答
正解2(体位ドレナージ)、3(スクイージング)
解説

分泌物を末梢から中枢へ移動させ喀出を促す排痰法は、重力を利用する体位ドレナージと胸郭を用手的に圧迫するスクイージングである。

排痰(気道クリアランス)は、貯留した気道分泌物を末梢の気道から中枢気道へ移動させ、最終的に咳嗽で喀出させることを目的とする。体位ドレナージは分泌物のある肺区域を高位に置き重力で誘導する手技、スクイージングは呼気に合わせて胸郭を用手的に圧迫し呼気流速を高めて分泌物を移動させる手技で、両者はしばしば併用される。他の選択肢は嚥下訓練・呼吸法・リラクセーション法であり排痰そのものを目的としない。

✗ 1. 誤り
Mendelsohn手技
嚥下時に喉頭挙上を保持する嚥下訓練法。排痰法ではない
✓ 2. 正しい
体位ドレナージ
病変肺区域を高位に置き重力で分泌物を誘導する排痰法
✓ 3. 正しい
スクイージング
呼気に合わせ胸郭を用手圧迫し分泌物を移動させる排痰法
✗ 4. 誤り
口すぼめ呼吸
COPDで呼気を延長し気道虚脱を防ぐ呼吸法。排痰法ではない
✗ 5. 誤り
Jakobson法
漸進的筋弛緩法(リラクセーション)。排痰法ではない
ポイント
  • 排痰=分泌物を末梢→中枢へ移動し喀出
  • 体位ドレナージは重力利用、スクイージングは用手圧迫
  • 口すぼめ呼吸・Jakobson法・Mendelsohn手技は排痰ではない
比較表
手技の目的の違い
手技目的
体位ドレナージ重力による排痰
スクイージング用手圧迫による排痰
口すぼめ呼吸呼気延長・気道虚脱防止
Mendelsohn手技嚥下時喉頭挙上の保持
Jacobson法漸進的筋弛緩・リラクセーション
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