学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO54A025

理由で解く 作業療法士

QO54A025 作業療法治療学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午前 問25
問題
前傾側臥位で排痰を行うのはどれか。
選択肢
1 後上葉区
2 前上葉区
3 前肺底区
4 肺尖区
5 上舌区
解答
正解1(後上葉区)
解説

体位排痰では、貯留区域が上・その区域気管支が下(重力方向)となる体位をとる。後上葉区(S2)は前傾側臥位(やや腹臥位寄りの側臥位)で排痰する。

体位ドレナージは、痰の貯留する区域が上方、その区域気管支が下方(重力方向)になるように体位を設定し、重力で痰を中枢へ移動させる。上葉後上葉区(右S2)は肺の後方かつ上方に位置するため、健側を下にした前傾側臥位(腹臥位に近い側臥位)が適する。各区域で最適体位が異なる点が要点。

✓ 1. 正しい
後上葉区
後上葉区(S2):肺の後上方に位置し、前傾側臥位(やや腹臥位寄り)で排痰する
✗ 2. 誤り
前上葉区
前上葉区(S3):前方の区域で、背臥位(仰臥位)でのドレナージが適する
✗ 3. 誤り
前肺底区
前肺底区(S8):下葉前方で、背臥位・頭低位(骨盤挙上)が適する
✗ 4. 誤り
肺尖区
肺尖区(S1):肺の最上部で、座位でのドレナージが適する
✗ 5. 誤り
上舌区
上舌区(S4):左上葉舌区で、背臥位でやや患側を挙上する体位が適する
ポイント
  • 体位排痰=貯留区域が上・区域気管支が下になる体位
  • 後上葉区(S2)は前傾側臥位
  • 肺尖区は座位、前肺底区は背臥位頭低位
比較表
区域と体位ドレナージ
区域排痰体位
肺尖区(S1)座位
後上葉区(S2)前傾側臥位
前上葉区(S3)背臥位
上舌区(S4)背臥位で患側やや挙上
前肺底区(S8)背臥位・頭低位
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