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理由で解く 作業療法士

QO52P027 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問27
問題
評価法の説明で正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 EuroQolは2つの項目で評価される。
2 PGCモラール・スケールは2件法である。
3 SF-36は健康関連QOLを測定する評価である。
4 役割チェックリストは20の役割の有無と価値を評価する。
5 老研式活動能力指標は手段的自立と知的能動性の2因子で構成されている。
解答
正解2(PGCモラール・スケールは2件法である。)、3(SF-36は健康関連QOLを測定する評価である。)
解説

SF-36は代表的な健康関連QOL尺度。PGCモラール・スケールは17項目・原則2件法(はい/いいえ)の主観的幸福感の尺度。

各評価尺度の構成を問う問題。SF-36は8つの下位尺度から成る代表的な健康関連QOL(HRQOL)尺度で、選択肢3は正しい。PGCモラール・スケール(Philadelphia Geriatric Center Morale Scale)は高齢者の主観的幸福感(モラール)を17項目・原則2件法(はい/いいえ)で評価し、選択肢2も正しい。EuroQol(EQ-5D)は移動・身の回りの管理・普段の活動・痛み/不快感・不安/ふさぎ込みの5項目で、2項目ではない。役割チェックリストは10の役割を扱う。老研式活動能力指標は手段的自立・知的能動性・社会的役割の3因子で構成される。よって正答は2と3。

SF-36(MOS 36-Item Short-Form Health Survey)は身体機能・日常役割機能(身体)・体の痛み・全体的健康感・活力・社会生活機能・日常役割機能(精神)・心の健康の8下位尺度からなり、疾患を限定せず健康関連QOLを比較できる包括的尺度である。EuroQol(EQ-5D)は5つの健康次元をそれぞれ段階選択で答えたうえで、VASにより当日の健康状態を本人が自己評価する構成であり、「2つの項目」という記述は当たらない。

✗ 1. 誤り
EuroQolは2つの項目で評価される。
EQ-5Dは5項目(+VAS)で構成され、2項目ではない
✓ 2. 正しい
PGCモラール・スケールは2件法である。
17項目を原則「はい/いいえ」の2件法で評価する主観的幸福感尺度
✓ 3. 正しい
SF-36は健康関連QOLを測定する評価である。
8下位尺度から成る代表的な健康関連QOL尺度
✗ 4. 誤り
役割チェックリストは20の役割の有無と価値を評価する。
役割チェックリストは20の役割の有無と価値を評価する:扱う役割は10であり20ではない
✗ 5. 誤り
老研式活動能力指標は手段的自立と知的能動性の2因子で構成されている。
老研式活動能力指標は手段的自立と知的能動性の2因子で構成されている:手段的自立・知的能動性・社会的役割の3因子である
ポイント
  • SF-36=健康関連QOL(8下位尺度)
  • PGCモラール・スケール=17項目・2件法・主観的幸福感
  • EQ-5D=5項目、役割チェックリスト=10役割
  • 老研式活動能力指標=3因子(手段的自立・知的能動性・社会的役割)
  • 役割チェックリストの10役割=学生・勤労者・ボランティア・養育者・家庭維持者・友人・家族の一員・宗教参加者・趣味人・組織参加者
  • 老研式活動能力指標は13項目を「はい/いいえ」で回答し、3因子に分かれる
比較表
主な評価尺度の構成
尺度測定内容/構成
SF-36健康関連QOL・8下位尺度
PGCモラール・スケール主観的幸福感・17項目・2件法
EQ-5D(EuroQol)5項目+VAS
役割チェックリスト10の役割の有無と価値
老研式活動能力指標3因子(手段的自立・知的能動性・社会的役割)
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