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理由で解く 作業療法士

QO52P028 地域作業療法学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問28
問題
地域包括ケアシステムに関する説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 2020年を目途に整備を進めている。
2 地域差をなくし、画一的なシステムを構築することを目的としている。
3 障害者福祉センターはこのシステムの中核的機関として設置されている。
4 住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的な提供を目的としている。
5 NPO、ボランティア、民間企業等の多様な事業主体が参画するシステムである。
解答
正解4(住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的な提供を目的としている。)、5(NPO、ボランティア、民間企業等の多様な事業主体が参画するシステムである。)
解説

地域包括ケアシステムは住まい・医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供し、多様な主体が参画する仕組み。団塊世代が75歳以上となる2025年を目途に構築を目指す。

地域包括ケアシステムは、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい・医療・介護・介護予防・生活支援を一体的に提供する仕組みで、選択肢4が適切。おおむね中学校区(30分程度で駆けつけられる日常生活圏域)を単位に、地域の実情に応じて構築する(画一的ではない)。行政・医療機関・介護事業者だけでなくNPO・ボランティア・民間企業など多様な主体が参画するため、選択肢5も適切。整備の目途は団塊世代が75歳以上となる2025年であり、中核機関は地域包括支援センター(障害者福祉センターではない)。よって正答は4と5。

✗ 1. 誤り
2020年を目途に整備を進めている。
目途は団塊世代が75歳以上となる2025年である
✗ 2. 誤り
地域差をなくし、画一的なシステムを構築することを目的としている。
地域差をなくし画一的なシステムを構築することを目的としている:地域の実情に応じて構築するもので画一的ではない
✗ 3. 誤り
障害者福祉センターはこのシステムの中核的機関として設置されている。
障害者福祉センターはこのシステムの中核的機関として設置されている:中核機関は地域包括支援センターである
✓ 4. 正しい
住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的な提供を目的としている。
住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的な提供を目的としている:システムの基本理念に合致する
✓ 5. 正しい
NPO、ボランティア、民間企業等の多様な事業主体が参画するシステムである。
NPO・ボランティア・民間企業等の多様な事業主体が参画するシステムである:多様な主体の参画により支え合う仕組みである
ポイント
  • 住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的提供
  • 目途は2025年(団塊世代が75歳以上)
  • 中核機関は地域包括支援センター
  • 多様な主体が参画・地域の実情に応じ構築
比較表
地域包括ケアシステムの要点
項目内容
目的住まい・医療・介護・予防・生活支援の一体的提供
目途2025年
圏域おおむね中学校区(日常生活圏域)
中核機関地域包括支援センター
担い手行政・医療・介護+NPO・民間・ボランティア等
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