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理由で解く 作業療法士

QO52P029 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問29
問題
道具の把握形態において、編み棒と同じ手の構えをとる道具はどれか。
選択肢
1 スプーン
2 千枚通し
3 つまようじ
4
5 包丁
解答
正解2(千枚通し)
解説

編み棒は軸を手掌で握り込み、力を軸方向に伝える握り(把持)。同様の構えをとるのは千枚通しで、手掌把握(power grip)に近い軸方向の握りである。

道具の把握形態は、把握する部位・力の方向・手指の構えで分類される。編み棒は柄(軸)を手掌内に握り込み、示指などを軸に添えて軸方向に押し進める握り方をする。同じ構えをとるのは千枚通しで、柄を手掌で握って軸方向に力を加え刺し込む。よって選択肢2が正答。スプーンは柄を握るが用途が異なり手関節主体、筆は動的三指つまみ(dynamic tripod)、つまようじは指先つまみ(tip pinch)、包丁は握力把握(power grip)で刃を下向きに操作するなど、いずれも編み棒とは手の構えが異なる。

✗ 1. 誤り
スプーン
柄を握るが食事動作で手関節・前腕回内外を用い、軸方向に押し込む編み棒とは構えが異なる
✓ 2. 正しい
千枚通し
柄を手掌で握り軸方向に力を加え刺し込む握りで、編み棒と同じ手の構え
✗ 3. 誤り
つまようじ
指先でつまむtip pinchで把握形態が異なる
✗ 4. 誤り
動的三指つまみ(dynamic tripod)で操作し、編み棒の握り込みとは異なる
✗ 5. 誤り
包丁
柄を握り込むpower gripだが刃を下向きに切る操作で、軸方向へ押し込む編み棒とは構えが異なる
ポイント
  • 編み棒=軸を握り込み軸方向へ力を伝える握り
  • 千枚通しが同じ手の構え(軸方向の手掌把握)
  • 筆=動的三指つまみ、つまようじ=指先つまみ
  • 把握形態は部位・力の方向・手指構えで分類
比較表
道具と把握形態
道具把握形態
編み棒・千枚通し軸方向の手掌把握(握り込み)
動的三指つまみ(dynamic tripod)
つまようじ指先つまみ(tip pinch)
包丁握力把握(power grip)
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