学習トップ理由で解く 作業療法士第10章 ▸ 一般 / QO52P024

理由で解く 作業療法士

QO52P024 基礎作業療法学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問24
問題
作業療法評価に理論とモデルを用いる目的で誤っているのはどれか。
選択肢
1 疾病を診断する。
2 治療方針を示す。
3 治療の妥当性を示す。
4 守備範囲を明確にする。
5 治療効果の正当性を示す。
解答
正解1(疾病を診断する。)
解説

理論・モデルは作業療法の視点・介入根拠・専門領域の明確化に用いるもので、疾病の診断(医師の医行為)を目的とするものではない。

作業療法における理論・モデル(人間作業モデル、作業遂行モデル等)は、対象者を作業的存在としてとらえる枠組みを提供し、評価の焦点づけ・介入方針の根拠・治療の妥当性や効果の説明・作業療法の専門的守備範囲の明確化に役立つ。しかし「疾病の診断」は医師が医学的に行う医行為であり、作業療法の理論・モデルの目的ではない。よって誤りは選択肢1。

✓ 1. 誤り
疾病を診断する。
診断は医師が行う医行為で、作業療法理論・モデルの目的ではない(誤=これが正解)
✗ 2. 正しい
治療方針を示す。
モデルは介入の焦点と方針を導く根拠を与える(正しい目的)
✗ 3. 正しい
治療の妥当性を示す。
理論に基づくことで評価・介入の妥当性を説明できる(正しい目的)
✗ 4. 正しい
守備範囲を明確にする。
作業療法の専門的視点・領域を明確化する(正しい目的)
✗ 5. 正しい
治療効果の正当性を示す。
理論的根拠により効果の説明・正当化ができる(正しい目的)
ポイント
  • 理論・モデルは評価の焦点づけと介入根拠を与える
  • 専門的守備範囲を明確化する
  • 診断は医師の医行為でOT理論の目的ではない
  • 妥当性・効果の説明にも用いる
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