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理由で解く 作業療法士

QO52P009 作業療法治療学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問9
問題
図はアテトーゼ型脳性麻痺児の摂食訓練の様子である。実施している手技(オーラルコントロール)の目的として適切でないのはどれか。
選択肢
1 頭部コントロールの援助
2 口周辺の過敏の脱感作
3 口唇閉鎖の援助
4 咀嚼運動の促通
5 舌突出の防止
解答
正解4(咀嚼運動の促通)
解説

オーラルコントロールは介助者の手で下顎・口唇・頭部を支え、頭部保持・口唇閉鎖・舌突出防止・過敏の脱感作を援助する手技。咀嚼運動そのものを促通する手技ではない。

オーラルコントロール(ジョーコントロール)は、介助者が示指を下顎、母指を頤部(オトガイ)などに添えて、頭頸部の安定と下顎・口唇の運動を外部から補助する摂食介助手技である。目的は頭部コントロールの援助、口唇閉鎖の補助、舌突出の防止、口腔周囲の過敏に対する脱感作であり、取り込み・嚥下を安定させることにある。一方、咀嚼運動は児自身の顎・舌・頬の協調運動によって獲得されるもので、下顎を外部から支えるオーラルコントロール手技によって直接「促通」するものではない。したがって目的として適切でないのは咀嚼運動の促通である。

✗ 1. 正しい
頭部コントロールの援助
頭頸部を安定させる目的に合致(適切)
✗ 2. 正しい
口周辺の過敏の脱感作
口腔周囲への接触で過敏を軽減(適切)
✗ 3. 正しい
口唇閉鎖の援助
下顎・口唇を支え取り込みを補助(適切)
✓ 4. 誤り
咀嚼運動の促通
本手技の直接目的ではない(適切でない=正解)
✗ 5. 正しい
舌突出の防止
下顎・口唇支持で舌突出を抑制(適切)
ポイント
  • オーラルコントロール=下顎・口唇・頭部の外部支持
  • 目的は頭部保持・口唇閉鎖・舌突出防止・脱感作
  • 咀嚼促通は直接目的ではない
比較表
オーラルコントロールの目的
目的該当
頭部コントロール援助
口唇閉鎖援助
舌突出防止
過敏の脱感作
咀嚼運動の促通×(直接目的でない)
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