学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO52P010
理由で解く 作業療法士
慢性呼吸器疾患では上肢挙上・深い前傾・胸郭圧迫・息こらえで呼吸困難が増す。片手で洗髪し上肢挙上を減らすなど、動作を分割・省力化するのが正しい。
COPDなど慢性呼吸器疾患では、上肢を挙上した持続動作・体幹前屈・胸腹部の圧迫・動作時の息こらえがいずれも呼吸困難を誘発する。片手ずつ交互に髪を洗えば、両上肢同時挙上による呼吸補助筋の負担と胸郭運動の制限を減らせるため適切である。首まで深く湯につかると静水圧で胸郭が圧迫され呼吸困難が増す(半身浴・みぞおち程度が望ましい)。短いタオルは背中を洗う際に肩の大きな動きと息こらえを要するため不適で、長いタオルで小さな力で洗うのがよい。動作は息を吐きながら(呼気同調)行うのが原則で、吸気に合わせるのは誤り。長座位で膝を立てて足を洗うと体幹前屈で腹部・胸郭が圧迫され息切れを招く。したがって正しいのは片手で髪を洗うである。
| 項目 | 指導内容 |
|---|---|
| 洗髪 | 片手ずつ、上肢挙上を減らす |
| 湯の深さ | 半身浴(みぞおち程度) |
| 洗体 | 長いタオルで省力的に |
| 動作と呼吸 | 呼気に同調・口すぼめ呼吸 |
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