学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO52P011
理由で解く 作業療法士
ALSは進行しても外眼筋(眼球運動)が最後まで保たれやすく、進行例では視線入力が有効な入力手段となる。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動ニューロンが選択的に障害されて全身の随意筋が進行性に麻痺するが、外眼筋(眼球運動)・膀胱直腸機能・眼球運動を司る動眼神経系や感覚は比較的保たれる(陰性四徴)。本例は四肢麻痺で全介助、さらに球麻痺(舌・口唇・咽頭の麻痺)と呼吸筋麻痺による呼吸困難まで進行している。したがって舌・口唇・手指・呼気はいずれも障害されて安定した入力源にならない。残存する外眼筋による眼球運動・視線を利用した意思伝達装置(視線入力・透明文字盤など)が最も適切である。
| 機能 | 進行ALSでの状態 |
|---|---|
| 外眼筋(眼球運動) | 保たれやすい→視線入力に利用 |
| 舌・口唇(球麻痺) | 障害される |
| 四肢・手指 | 麻痺で困難 |
| 呼吸筋 | 麻痺で呼気制御困難 |
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