学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO52P008
理由で解く 作業療法士

C6レベルでは体幹後方で伸展した上肢に体重を預けて支持するため、肩関節の水平伸展(後方への水平外転)を正常以上に拡大しておく必要がある。
C6完全麻痺では手指・体幹の随意運動がなく、起き上がりや長座位保持は上肢を体幹後方について支える(後方支持)ことで行う。体の後方で肘を伸展位に保ち上肢に体重を預けるには、肩関節を通常より大きく水平伸展(水平外転/後方伸展)できる可動性が求められる。図の肩甲帯を左右に振って重心移動する練習は、この後方支持位での安定性を得るための動作であり、正常以上のROM拡大を要するのは肩関節水平伸展である。頸髄損傷者ではこのほか手関節・手指屈筋の腱固定(テノデーシス)作用を活かすための可動性も重視されるが、本設問の起き上がり・後方支持に直結するのは肩関節水平伸展である。
| 部位・運動 | 目的 |
|---|---|
| 肩関節水平伸展 | 後方支持での座位・起き上がり |
| 手関節伸展・手指屈曲 | テノデーシス把持の獲得 |
| 股関節屈曲(長座位) | 更衣・長座位バランス |
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