学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO52A004
理由で解く 作業療法士
前頭葉背外側部の損傷+自発性低下・発動性減退(アパシー)は遂行機能障害を示唆する。遂行機能を包括的に評価するBADSが最適。
前頭前野背外側部は遂行機能(計画・開始・切り替え・問題解決)と発動性に関与する。本例は麻痺・失語・感覚障害がなく日常会話も成立するが、自発話が乏しく促されないと行動を起こさない(発動性低下・アパシー)という前頭葉症状を呈しており、評価すべきは遂行機能である。BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)は、規則変換カードや行為計画など生活場面に近い6課題で遂行機能を包括的にとらえ、机上検査では捉えにくい発動性・段取りの障害を検出できるため最適である。SLTAは失語症、SPTAは失行、VPTAは視空間・視覚認知、CBS(Catherine Bergego Scale)は半側空間無視のADL評価であり、いずれも本例の主症状である遂行機能障害・発動性低下の評価には合致しない。
| 検査 | 評価対象 |
|---|---|
| BADS | 遂行機能 |
| SLTA | 失語症 |
| SPTA | 失行(動作性) |
| VPTA | 視空間・視知覚認知 |
| CBS | 半側空間無視(ADL) |
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