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理由で解く 作業療法士

QO52A002 作業療法評価学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問2
問題
深部腱反射の検査における打腱器の叩打部位で正しいのはどれか。2つ選べ。
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
解答
正解1(1)、4(4)
解説

深部腱反射は筋腹ではなく腱を叩打して誘発する(1胸筋腱・4膝蓋腱が正しい部位)。

図は深部腱反射5種の検査法を線画で示し、矢印で打腱器を当てる位置(叩打部位)を表している。深部腱反射は「腱」を叩打して伸張刺激を与えることで誘発されるため、筋腹ではなく腱の位置を叩くのが正しい。1の胸筋反射は検者の指を大胸筋腱に当てて叩打しており正しい。4の膝蓋腱反射は膝蓋骨直下の膝蓋腱を叩打しており正しい。一方、2は上腕三頭筋の筋腹(正しくは肘頭直上の腱)、3は前腕背側(正しくは橈骨遠位端)、5は腓腹筋の筋腹(正しくはアキレス腱)を矢印が指しており、いずれも叩打部位が誤っている。よって正しいのは1と4。

✓ 1. 正しい
1
検者の指を前腋窩ヒダの大胸筋腱に当て、矢印はその腱(指を当てた部位)を指す=正しい叩打部位
✗ 2. 誤り
2
矢印は上腕後面中央の筋腹を指すが、正しくは肘頭直上の上腕三頭筋腱を叩打すべきで部位が誤り
✗ 3. 誤り
3
矢印は前腕背側を指すが、正しくは手関節近くの橈骨遠位端(茎状突起付近)を叩打すべきで部位が誤り
✓ 4. 正しい
4
矢印は膝蓋骨直下の膝蓋腱を指す=正しい叩打部位
✗ 5. 誤り
5
矢印は下腿後面の腓腹筋筋腹を指すが、正しくはアキレス腱(踵骨付着部近く)を叩打すべきで部位が誤り
ポイント
  • 深部腱反射は腱を叩打して筋紡錘を伸張する単シナプス反射
  • 上腕二頭筋腱・膝蓋腱・アキレス腱・上腕三頭筋腱・腕橈骨筋腱が代表部位
  • 筋腹を直接叩打するのは誤り
比較表
主な深部腱反射と叩打部位・髄節
反射叩打部位主な髄節
上腕二頭筋反射肘窩の上腕二頭筋腱C5・C6
腕橈骨筋反射橈骨遠位(茎状突起付近)C5・C6
上腕三頭筋反射肘頭直上の上腕三頭筋腱C7・C8
膝蓋腱反射膝蓋骨下の膝蓋腱L2〜L4
アキレス腱反射アキレス腱S1・S2
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