学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ Q. ショック・出血傾向・貧血・易感染性 / Q0674

理由で解く 臨床医学総論

Q0674 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題60
問題
出血傾向がみられない疾患はどれか。
選択肢
1 急性骨髄性白血病
2 鉄欠乏性貧血
3 壊血病
4 肝硬変
解答
正解2(鉄欠乏性貧血)
解説
✗ 1. 誤り
急性骨髄性白血病
急性骨髄性白血病は骨髄での白血病細胞増殖により血小板産生が抑制され出血傾向を呈する。
✓ 2. 正解
鉄欠乏性貧血
✓ 正しい。 鉄欠乏性貧血は体内の鉄不足によりヘモグロビン合成が障害される疾患であるが、血小板数や凝固因子は正常であるため出血傾向はみられない。急性骨髄性白血病は骨髄での白血病細胞増殖により正常造血が抑制され血小板減少から出血傾向を呈する。壊血病はビタミンC欠乏により血管壁が脆弱化して出血傾向をきたし、肝硬変は凝固因子の産生低下と血小板減少により出血傾向を呈する。
✗ 3. 誤り
壊血病
壊血病はビタミンC欠乏によりコラーゲン合成が障害され血管壁が脆弱化して出血傾向をきたす。
✗ 4. 誤り
肝硬変
肝硬変は凝固因子の産生低下と脾機能亢進による血小板減少で出血傾向を呈する。
ポイント
  • 鉄欠乏性貧血は貧血をきたすが血小板・凝固因子は正常で出血傾向はない。
  • 鉄欠乏性貧血は体内の鉄不足によりヘモグロビン合成が障害される疾患であるが、血小板数や凝固因子は正常であるため出血傾向はみられない。
  • 急性骨髄性白血病は骨髄での白血病細胞増殖により正常造血が抑制され血小板減少から出血傾向を呈する。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
出血傾向の原因 出血部位 代表疾患
血小板の異常 皮膚・粘膜(点状出血) 特発性血小板減少性紫斑病・白血病
血管壁の異常 皮膚・粘膜(点状出血) 壊血病(ビタミンC欠乏)・老人性紫斑
凝固因子の異常 深部(関節・筋肉内) 血友病・肝硬変・DIC
線溶異常 深部組織 DIC(播種性血管内凝固症候群)
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題60|出血傾向がみられない疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題60|出血傾向がみられない疾患はどれか。
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