学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ M. 肥満・やせ / Q0644

理由で解く 臨床医学総論

Q0644 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題61
問題
やせをきたさない疾患はどれか。
選択肢
1 甲状腺機能亢進症
2 糖尿病
3 クッシング症候群
4 褐色細胞腫
解答
正解3(クッシング症候群)
解説
✗ 1. 誤り
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモン過剰により基礎代謝が亢進し、食欲があっても体重が減少する。
✗ 2. 誤り
糖尿病
糖尿病ではインスリン作用不足により糖をエネルギーとして利用できず、脂肪・蛋白質の分解が進みやせを呈する。
✓ 3. 正解
クッシング症候群
✓ 正しい。 クッシング症候群は副腎皮質からのコルチゾール過剰分泌により中心性肥満(体幹肥満)をきたす疾患であり、やせではなく肥満を呈する。甲状腺機能亢進症は代謝亢進、糖尿病はインスリン作用不足による異化亢進、褐色細胞腫はカテコラミン過剰による代謝亢進で、いずれもやせの原因となる。
✗ 4. 誤り
褐色細胞腫
褐色細胞腫はカテコラミン過剰分泌により代謝亢進・発汗・頻脈とともにやせを呈する。
ポイント
  • クッシング症候群は肥満(中心性肥満)をきたす疾患であり、やせの原因ではない。
  • クッシング症候群は副腎皮質からのコルチゾール過剰分泌により中心性肥満(体幹肥満)をきたす疾患であり、やせではなく肥満を呈する。
  • 甲状腺機能亢進症は代謝亢進、糖尿病はインスリン作用不足による異化亢進、褐色細胞腫はカテコラミン過剰による代謝亢進で、いずれもやせの原因となる。
  • 重要用語: クッシング症候群は肥満、中心性肥満、をきたす疾患であり を正確に理解しておくこと。
比較表
やせの分類 具体例
食物摂取量低下 神経性食欲不振症・うつ病・食道癌
消化・吸収障害 切除胃・潰瘍性大腸炎・吸収不良症候群
代謝亢進 甲状腺機能亢進症・褐色細胞腫
栄養素利用障害 糖尿病・アジソン病
慢性消耗性疾患 悪性腫瘍・肺結核(悪液質)
単純性やせ 体質性やせ・ダイエット
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題61|やせをきたさない疾患はどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題61|やせをきたさない疾患はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学総論
App Store入手