学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ M. 肥満・やせ / Q0643

理由で解く 臨床医学総論

Q0643 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第3回(1995) 問題69
問題
肥満について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 単純性肥満が大部分を占める。
2 単純性肥満では食事療法を行う。
3 症候性肥満では内分泌検査を行う。
4 症候性肥満では運動療法を行う。
解答
正解4(症候性肥満では運動療法を行う。)
解説
✗ 1.
単純性肥満が大部分を占める。
✗ 正しい。肥満の大部分(約95%)は単純性(原発性)肥満であり、正しい記述である。
✗ 2.
単純性肥満では食事療法を行う。
✗ 正しい。単純性肥満の治療はカロリー制限による食事療法が基本であり、正しい。
✗ 3.
症候性肥満では内分泌検査を行う。
✗ 正しい。症候性肥満ではクッシング症候群や甲状腺機能低下症など内分泌疾患を鑑別するため内分泌検査を行う。
✓ 4. 正解
症候性肥満では運動療法を行う。
✓ 誤り。 症候性肥満は内分泌疾患などの原因疾患に基づく肥満であり、治療の基本は原因疾患の治療である。運動療法は単純性肥満に対する治療であり、症候性肥満に対してまず行うべき治療ではない。単純性肥満が大部分を占めること、食事療法が有効であること、症候性肥満には内分泌検査が必要であることはいずれも正しい。
ポイント
  • 症候性肥満は原因疾患の治療が最優先であり、運動療法だけでは改善しない。
  • 症候性肥満は内分泌疾患などの原因疾患に基づく肥満であり、治療の基本は原因疾患の治療である。
  • 運動療法は単純性肥満に対する治療であり、症候性肥満に対してまず行うべき治療ではない。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
BMI 判定
<18.5 やせ
18.5〜<25 正常
25〜<30 肥満(1度)
30〜<35 肥満(2度)
35〜<40 肥満(3度)
40≤ 肥満(4度)
単純性肥満 症候性肥満
頻度 約90〜95% 約5〜10%
原因 過食・運動不足・体質 内分泌疾患等の基礎疾患
代表疾患 クッシング症候群・甲状腺機能低下症
治療 食事療法・運動療法 原因疾患の治療
解説画像
あマ指 第3回(1995) 問題69|肥満について誤っている記述はどれか。 解説図
あマ指 第3回(1995) 問題69|肥満について誤っている記述はどれか。
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