学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ N. 発熱・のぼせ・冷え / Q0657

理由で解く 臨床医学総論

Q0657 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第16回(2008) 問題68
問題
感染症と症状との組合せで適切でないのはどれか。
選択肢
1 髄膜炎 ― 項部硬直
2 気管支炎 ― 乾性咳嗽
3 腸炎 ― 裏急後重
4 膀胱炎 ― 血尿
解答
正解2(気管支炎 ――― 乾性咳嗽)
解説
✗ 1.
髄膜炎 ― 項部硬直
✗ 正しい。髄膜炎では髄膜刺激徴候として項部硬直・ケルニッヒ徴候がみられ、正しい組み合わせ。
✓ 2. 正解
気管支炎 ― 乾性咳嗽
✓ 誤り。 気管支炎では咳嗽(せき)がみられるが、湿性咳嗽(痰を伴う咳)が特徴であり、乾性咳嗽は典型的ではない。乾性咳嗽はウイルス性の上気道炎初期や間質性肺炎などでみられる。髄膜炎では項部硬直、腸炎では裏急後重(テネスムス)、膀胱炎では血尿がみられ、いずれも正しい組み合わせである。
✗ 3.
腸炎 ― 裏急後重
✗ 正しい。腸炎(特に赤痢など)では裏急後重(しぶり腹)がみられ、正しい。
✗ 4.
膀胱炎 ― 血尿
✗ 正しい。膀胱炎では膀胱粘膜の炎症により血尿(頻尿・排尿痛とともに)がみられ、正しい。
ポイント
  • 気管支炎は湿性咳嗽(痰を伴う)が特徴であり、乾性咳嗽ではない。
  • 気管支炎では咳嗽(せき)がみられるが、湿性咳嗽(痰を伴う咳)が特徴であり、乾性咳嗽は典型的ではない。
  • 乾性咳嗽はウイルス性の上気道炎初期や間質性肺炎などでみられる。
  • 重要用語: 気管支炎は湿性咳嗽、痰を伴う、が特徴であり を正確に理解しておくこと。
比較表
徴候 ラテン語 機序
発赤 rubor 血管拡張・充血
腫脹 tumor 血管透過性亢進・滲出液貯留
熱感 calor 血流増加・代謝亢進
疼痛 dolor 発痛物質(ブラジキニン等)の産生
機能障害 functio laesa ガレヌスが追加(5徴候)
解説画像
あマ指 第16回(2008) 問題68|感染症と症状との組合せで適切でないのはどれか。 解説図
あマ指 第16回(2008) 問題68|感染症と症状との組合せで適切でないのはどれか。
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