学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ L. 腰下肢痛・関節痛・運動麻痺(症状) / Q0636

理由で解く 臨床医学総論

Q0636 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第16回(2008) 問題52
問題
疾患と痛みの放散部位との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 胆石 ― 左上肢
2 胃潰瘍 ― 鼡径部
3 急性膵炎 ― 左肩
4 尿管結石 ― 心窩部
解答
正解3(急性膵炎 ― 左肩)
解説
✗ 1. 誤り
胆石 ― 左上肢
胆石の痛みは右横隔神経を介して右肩に放散する(右上肢ではない)。
✗ 2. 誤り
胃潰瘍 ― 鼡径部
胃潰瘍の痛みは心窩部から背部に放散し、鼠径部への放散はみられない。
✓ 3. 正解
急性膵炎 ― 左肩
✓ 正しい。 急性膵炎では上腹部の激痛が左肩に放散することが特徴的である。膵臓は後腹膜に位置し、炎症が横隔膜を刺激して左横隔神経を介して左肩に痛みが放散する。胆石は右肩、胃潰瘍は背部、尿管結石は鼠径部への放散が特徴である。
✗ 4. 誤り
尿管結石 ― 心窩部
尿管結石の痛みは尿管走行に沿って鼠径部に放散し、心窩部への放散はみられない。
ポイント
  • 放散痛:急性膵炎→左肩、胆石→右肩、尿管結石→鼠径部。
  • 急性膵炎では上腹部の激痛が左肩に放散することが特徴的である。
  • 膵臓は後腹膜に位置し、炎症が横隔膜を刺激して左横隔神経を介して左肩に痛みが放散する。
  • 重要用語: 放散痛:急性膵炎→左肩、胆石→右肩、尿管結石→鼠径部 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第16回(2008) 問題52|疾患と痛みの放散部位との組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第16回(2008) 問題52|疾患と痛みの放散部位との組合せで正しいのはどれか。
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