学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ D. 咳・痰・息切れ・血痰・喀血・胸水 / Q0551

理由で解く 臨床医学総論

Q0551 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第11回(2003) 問題65
問題
呼吸困難の所見でないのはどれか。
選択肢
1 呼吸補助筋を使う。
2 意識障害がある。
3 息切れがする。
4 起坐位で楽になる。
解答
正解2(意識障害がある。)
解説
✗ 1.
呼吸補助筋を使う。
✗ 正しい。呼吸困難時には胸鎖乳突筋などの呼吸補助筋を使って努力呼吸を行うため、正しい所見である。
✓ 2. 正解
意識障害がある。
✓ 誤り。 呼吸困難の所見としては、呼吸補助筋の使用、息切れ、起坐呼吸(起坐位で楽になる)、チアノーゼ、鼻翼呼吸などがある。意識障害は呼吸困難の直接的な所見ではなく、呼吸不全が重度に進行した結果として二次的に出現するものである。
✗ 3.
息切れがする。
✗ 正しい。息切れは呼吸困難の自覚症状であり、呼吸困難の所見として正しい。
✗ 4.
起坐位で楽になる。
✗ 正しい。起坐位で楽になる(起坐呼吸)は左心不全や喘息による呼吸困難の特徴的な所見である。
ポイント
  • 呼吸困難の所見:呼吸補助筋使用・息切れ・起坐呼吸・チアノーゼなど。意識障害は呼吸困難の直接的所見ではない。
  • 呼吸困難の所見としては、呼吸補助筋の使用、息切れ、起坐呼吸(起坐位で楽になる)、チアノーゼ、鼻翼呼吸などがある。
  • 意識障害は呼吸困難の直接的な所見ではなく、呼吸不全が重度に進行した結果として二次的に出現するものである。
  • 重要用語: 息切れ、起坐呼吸 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 吸気性呼吸困難 呼気性呼吸困難
閉塞部位 上気道(喉頭・気管) 下気道(気管支)
機序 吸気時に上気道が狭窄 呼気時に気管支が虚脱・狭窄
聴診所見 stridor(吸気性喘鳴) wheezes(笛声音)
代表疾患 異物吸引・喉頭浮腫・クループ・鼻閉 気管支喘息・COPD
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題65|呼吸困難の所見でないのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題65|呼吸困難の所見でないのはどれか。
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