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理由で解く 臨床医学総論

Q0389 運動機能検査

出典:あマ指 第22回(2014) 問題60
問題
徒手検査と検査対象との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 ケンプ徴候 ― 頚神経
2 スパーリングテスト ― 腰神経
3 モーリーテスト ― 胸鎖関節
4 ペインフルアーク徴候 ― 棘上筋腱
解答
正解4(ペインフルアーク徴候 ― 棘上筋腱)
解説
✗ 1. 誤り
ケンプ徴候 ― 頚神経
この選択肢の検査と検査対象の組合せは正しい対応関係にない。
✗ 2. 誤り
スパーリングテスト ― 腰神経
この選択肢の検査と検査対象の組合せは正しい対応関係にない。
✗ 3. 誤り
モーリーテスト ― 胸鎖関節
この選択肢の検査と検査対象の組合せは正しい対応関係にない。
✓ 4. 正しい
ペインフルアーク徴候 ― 棘上筋腱
ペインフルアーク徴候は上肢を外転していく際に外転60〜120度の範囲で疼痛が誘発される徴候で、棘上筋腱を含む腱板(回旋筋腱板)損傷や肩峰下インピンジメントを検査対象とする。検査と検査対象の組合せが正しいため本問の答えである。
ポイント
  • 検査と対象:SLR=椎間板ヘルニア、スパーリング=頸椎神経根、マックマレー=半月板。
  • 徒手検査と検査対象の正しい組合せを問う問題である。
  • SLRテストは腰椎椎間板ヘルニア(坐骨神経痛)、スパーリングテストは頸椎神経根障害、マックマレーテストは半月板損傷、トレンデレンブルグ徴候は股関節障害(中殿筋機能不全)が検査対象である。
  • 重要用語: スパーリング=頸椎神経根、マックマレー=半月板 を正確に理解しておくこと。
比較表
部位 検査法 方法の要点 対象疾患
頸椎 ジャクソンテスト 頸部を後側屈し頭部を圧迫 頸椎症・椎間板ヘルニア
スパーリングテスト 頭部を患側へ倒し圧迫 頸椎神経根症
イートンテスト 頭部を健側へ傾け患側上肢を牽引 神経根圧迫・癒着
胸郭出口 アドソンテスト 頸部後屈・患側回旋・深呼吸 斜角筋症候群
エデンテスト 上肢を後下方に引き下げる 肋鎖症候群
ライトテスト 上肢を過外転 小胸筋症候群
モーレイテスト 前斜角筋部を圧迫 胸郭出口症候群
肩 ヤーガソンテスト 肘90°屈曲で前腕回外に抵抗 上腕二頭筋長頭腱炎
腰・下肢 SLRテスト 下肢伸展挙上 腰椎椎間板ヘルニア
ボンネットテスト 股・膝90°屈曲で内旋・内転 坐骨神経痛
大腿神経伸展テスト 腹臥位で膝屈曲・股関節伸展 上位腰椎ヘルニア
股関節 トーマステスト 一側膝を胸に抱え屈曲拘縮を検出 股関節屈曲拘縮
パトリックテスト 4の字テスト(屈曲外転外旋) 変形性股関節症・仙腸関節障害
トレンデレンブルグ徴候 患側片脚起立で健側骨盤が下がる 先天性股関節脱臼・中殿筋麻痺
膝 マックマレーテスト 膝最大屈曲から伸展(回旋負荷) 半月板損傷
前方引き出しテスト 膝90°屈曲で下腿を前方へ引き出す 前十字靱帯損傷
ラックマンテスト 膝20〜30°屈曲で前方引き出し 前十字靱帯損傷
アプレイテスト 腹臥位で下腿に圧迫・牽引+回旋 半月板・側副靱帯損傷
手 ファレンテスト 手関節掌屈保持 手根管症候群
チネルサイン 手根管部を叩打 手根管症候群
腱 トンプソンテスト 腹臥位で腓腹筋を握る アキレス腱断裂
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題60|徒手検査と検査対象との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題60|徒手検査と検査対象との組合せで正しいのはどれか。
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