学習トップ理由で解く 臨床医学総論第7章 ▸ B. 筋の異常 / Q0344

理由で解く 臨床医学総論

Q0344 運動機能検査

出典:鍼灸 第8回(2000) 問題68
問題
正しい組合せはどれか。
選択肢
1 痙性麻痺 ― 折りたたみナイフ現象
2 弛緩性麻痺 ― 鉛管現象
3 筋強剛(固縮) ― 反射亢進
4 痙直 ― 振り子様運動
解答
正解1(痙性麻痺 ― 折りたたみナイフ現象)
解説
✓ 1. 正しい
痙性麻痺 ― 折りたたみナイフ現象
痙性麻痺は錐体路(上位運動ニューロン)障害でみられ、他動的に伸展させると初めに強い抵抗があり途中で急に力が抜ける折りたたみナイフ現象を呈するため、この組合せは正しい。なお弛緩性麻痺は筋緊張低下、筋強剛(固縮)は鉛管・歯車現象、痙直(痙性)は折りたたみナイフ現象と対応する。
✗ 2. 誤り
弛緩性麻痺 ― 鉛管現象
この選択肢の組合せは正しい対応関係にない。
✗ 3. 誤り
筋強剛(固縮) ― 反射亢進
この選択肢の組合せは正しい対応関係にない。
✗ 4. 誤り
痙直 ― 振り子様運動
この選択肢の組合せは正しい対応関係にない。
ポイント
  • 筋萎縮のパターン:近位=筋ジストロフィー、遠位=ALS/シャルコー・マリー・ツース病。
  • 筋萎縮をきたす疾患と障害パターンの正しい組合せを問う問題である。
  • 進行性筋ジストロフィーでは近位筋萎縮、筋萎縮性側索硬化症では遠位から始まる萎縮、シャルコー・マリー・ツース病では下肢遠位の萎縮が特徴的である。
  • 重要用語: 遠位=ALS、シャルコー、マリー を正確に理解しておくこと。
比較表
所見 上位運動ニューロン 下位運動ニューロン 神経筋接合部 筋疾患
筋力低下
筋萎縮 ++
筋線維束攣縮
筋トーヌス 亢進 低下 正常〜低下 正常〜低下
腱反射 亢進 低下〜消失 正常〜低下 正常〜低下
病的反射
解説画像
鍼灸 第8回(2000) 問題68|正しい組合せはどれか。 解説図
鍼灸 第8回(2000) 問題68|正しい組合せはどれか。
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