学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ A. 体温 / Q0025

理由で解く 臨床医学総論

Q0025 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:あマ指 第9回(2001) 問題65
問題
熱型と疾患との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 弛張熱 ― マラリア
2 稽留熱 ― 粟粒結核
3 間欠熱 ― 敗血症
4 波状熱 ― 化膿性疾患
解答
正解2(稽留熱 - 粟粒結核)
解説
✗ 1. 誤り
弛張熱 ― マラリア
弛張熱は日内変動が1℃以上あるが平熱まで下がらない熱型で、敗血症や化膿性疾患でみられる。マラリアは周期熱の代表的疾患である。
✓ 2. 正解
稽留熱 ― 粟粒結核
✓ 正しい。 稽留熱は体温が持続的に高く、日内変動が1℃以内の熱型であり、腸チフス、肺炎、粟粒結核などでみられる。粟粒結核は結核菌が血行性に全身に散布された重症の結核であり、持続的な高熱を呈する。弛張熱は敗血症・化膿性疾患、波状熱はホジキン病、周期熱はマラリアでみられる。
✗ 3. 誤り
間欠熱 ― 敗血症
間欠熱は日内変動が1℃以上あり平熱まで下がる熱型であり、敗血症は弛張熱の代表的疾患である。
✗ 4. 誤り
波状熱 ― 化膿性疾患
波状熱は有熱期と無熱期が不規則に繰り返す熱型で、ホジキン病でみられる。化膿性疾患は弛張熱である。
ポイント
  • 稽留熱は日内変動1℃以内(腸チフス・肺炎)、弛張熱は1℃以上で平熱に下がらない(敗血症)
  • 稽留熱は体温が持続的に高く、日内変動が1℃以内の熱型であり、腸チフス、肺炎、粟粒結核などでみられる。
  • 粟粒結核は結核菌が血行性に全身に散布された重症の結核であり、持続的な高熱を呈する。
  • 重要用語: 稽留熱は日内変動1℃以内、腸チフス、肺炎 を正確に理解しておくこと。
比較表
熱型 日内変動 最低体温 代表的疾患
稽留熱 1℃以内 平熱に下がらない 腸チフス、大葉性肺炎、髄膜炎
弛張熱 1℃以上 平熱に下がらない 敗血症、肝膿瘍、膠原病
間欠熱 1℃以上 平熱まで下がる 弛張熱と同様の疾患
波状熱 不規則 無熱期あり ホジキンリンパ腫
周期熱 規則的周期 無熱期あり マラリア
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題65|熱型と疾患との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題65|熱型と疾患との組合せで正しいのはどれか。
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