学習トップ理由で解く 臨床医学総論第4章 ▸ D. 姿勢・体位・歩行 / Q0111

理由で解く 臨床医学総論

Q0111 全身の診察

出典:鍼灸 第2回(1994) 問題59
問題
歩行と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 間欠性跛行 ― 進行性筋ジストロフィー
2 すくみ足歩行 ― パーキンソン症候群
3 失調性歩行 ― 小脳変性症
4 トレンデレンブルグ歩行 ― 先天性股関節脱臼
解答
正解1(間欠性跛行 ― 進行性筋ジストロフィー)
解説
✓ 1. 正解
間欠性跛行 ― 進行性筋ジストロフィー
✓ 誤り。 間欠性跛行は下肢の動脈硬化症(閉塞性動脈硬化症)でみられる症状であり、進行性筋ジストロフィーとの組合せは誤りである。進行性筋ジストロフィーでみられるのは動揺性歩行(アヒル歩行)である。すくみ足はパーキンソン症候群、失調性歩行は小脳変性症、トレンデレンブルグ歩行は先天性股関節脱臼でみられる。
✗ 2.
すくみ足歩行 ― パーキンソン症候群
✗ 正しい。すくみ足歩行はパーキンソン症候群の特徴であり、正しい組合せ。
✗ 3.
失調性歩行 ― 小脳変性症
✗ 正しい。失調性歩行は小脳変性症でみられ、正しい組合せ。
✗ 4.
トレンデレンブルグ歩行 ― 先天性股関節脱臼
✗ 正しい。トレンデレンブルグ歩行は先天性股関節脱臼や変形性股関節症でみられ、正しい組合せ。
ポイント
  • 間欠性跛行は動脈硬化症であり、進行性筋ジストロフィーは動揺性歩行を呈する。
  • 間欠性跛行は下肢の動脈硬化症(閉塞性動脈硬化症)でみられる症状であり、進行性筋ジストロフィーとの組合せは誤りである。
  • 進行性筋ジストロフィーでみられるのは動揺性歩行(アヒル歩行)である。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
異常歩行 特徴 関連疾患
突進歩行(小刻み歩行) 前屈姿勢で小刻み、加速する パーキンソン病
痙性片麻痺歩行(分回し) 麻痺側下肢を外転・半円状に振り出す 脳血管障害(片麻痺)
はさみ脚歩行 両膝重なり爪先交差 脳性麻痺(痙性対麻痺)
失調性歩行 千鳥足状、動揺性 小脳障害
鶏歩 足を高く上げ足先を引きずる 腓骨神経麻痺
動揺性歩行(アヒル歩行) 上体を左右に揺する 進行性筋ジストロフィー
トレンデレンブルグ歩行 健側骨盤が下がる 先天性股関節脱臼
間欠性跛行 歩行中に歩行不能、休息で回復 閉塞性動脈硬化症、脊柱管狭窄症
解説画像
鍼灸 第2回(1994) 問題59|歩行と疾患との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第2回(1994) 問題59|歩行と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
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