学習トップ理由で解く 臨床医学総論第4章 ▸ A. 顔貌・顔色 / Q0083

理由で解く 臨床医学総論

Q0083 全身の診察

出典:鍼灸 第2回(1994) 問題60
問題
顔貌と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 無欲性顔貌 ― うつ病
2 ヒポクラテス顔貌 ― 癌末期
3 仮面様顔貌 ― 神経症
4 満月様顔貌 ― クッシング症候群
解答
正解3(仮面様顔貌 ― 神経症)
解説
✗ 1.
無欲性顔貌 ― うつ病
✗ 正しい。無欲性顔貌はうつ病や高熱疾患でみられ、正しい組合せである。
✗ 2.
ヒポクラテス顔貌 ― 癌末期
✗ 正しい。ヒポクラテス顔貌は消耗性疾患末期(癌末期など)でみられ、正しい組合せである。
✓ 3. 正解
仮面様顔貌 ― 神経症
✓ 誤り。 仮面様顔貌はパーキンソン病でみられる特徴的な顔貌であり、顔面筋の硬直により表情が乏しくなる。神経症とは関連がない。無欲性顔貌はうつ病、ヒポクラテス顔貌は癌末期などの消耗性疾患、満月様顔貌はクッシング症候群でそれぞれみられ、正しい組合せである。
✗ 4.
満月様顔貌 ― クッシング症候群
✗ 正しい。満月様顔貌はクッシング症候群で顔が丸くなる所見で、正しい組合せである。
ポイント
  • 仮面様顔貌はパーキンソン病の特徴であり、神経症ではみられない。
  • 仮面様顔貌はパーキンソン病でみられる特徴的な顔貌であり、顔面筋の硬直により表情が乏しくなる。
  • 無欲性顔貌はうつ病、ヒポクラテス顔貌は癌末期などの消耗性疾患、満月様顔貌はクッシング症候群でそれぞれみられ、正しい組合せである。
  • 重要用語: 神経症ではみられない を正確に理解しておくこと。
比較表
顔貌 特徴 関連疾患
無欲状顔貌 表情に活気がなく眼光鈍い 腸チフス、敗血症、うつ病
ヒポクラテス顔貌 眼窩・頬くぼみ、鼻がとがる 消耗性疾患末期(癌末期など)
仮面様顔貌 顔面筋硬直、表情乏しい(能面様) パーキンソン病
満月様顔貌 顔が丸く赤い、多毛 クッシング症候群
先端巨大症顔貌 眉弓・下顎突出、鼻・口唇肥大 下垂体機能亢進(成長ホルモン過剰)
解説画像
鍼灸 第2回(1994) 問題60|顔貌と疾患との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第2回(1994) 問題60|顔貌と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
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