学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ B. 脈拍 / Q0046

理由で解く 臨床医学総論

Q0046 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:鍼灸 第25回(2017) 問題50
問題
脈拍について正しいのはどれか。
選択肢
1 鉄欠乏性貧血では除脈を呈する。
2 うっ血性心不全では頻脈を呈する。
3 甲状腺機能低下症では頻脈を呈する。
4 出血性ショックでは除脈を呈する。
解答
正解2(うっ血性心不全では頻脈を呈する。)
解説
✗ 1. 誤り
鉄欠乏性貧血では除脈を呈する。
鉄欠乏性貧血では酸素運搬能低下の代償として頻脈を呈する。徐脈ではない。
✓ 2. 正解
うっ血性心不全では頻脈を呈する。
✓ 正しい。 うっ血性心不全では心臓のポンプ機能が低下し、十分な心拍出量を維持するために代償的に心拍数が増加する。そのため頻脈を呈する。頻脈は心不全の重要な臨床徴候の一つであり、動悸や呼吸困難を伴うことが多い。
✗ 3. 誤り
甲状腺機能低下症では頻脈を呈する。
甲状腺機能低下症では基礎代謝が低下するため徐脈を呈する。頻脈ではない。
✗ 4. 誤り
出血性ショックでは除脈を呈する。
出血性ショックでは循環血液量の減少を代償するため心拍数が増加し、頻脈を呈する。徐脈ではない。
ポイント
  • うっ血性心不全ではポンプ機能低下の代償として頻脈を呈する
  • うっ血性心不全では心臓のポンプ機能が低下し、十分な心拍出量を維持するために代償的に心拍数が増加する。
  • 頻脈は心不全の重要な臨床徴候の一つであり、動悸や呼吸困難を伴うことが多い。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 基準 原因疾患・病態
頻脈 100/分以上 貧血、心不全、甲状腺機能亢進症、発熱、大量出血、褐色細胞腫
徐脈 60/分以下 甲状腺機能低下症、脳圧亢進、房室ブロック、腸チフス(相対的徐脈)
高度徐脈 40/分以下 完全房室ブロック → アダムス-ストークス症候群の危険
解説画像
鍼灸 第25回(2017) 問題50|脈拍について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第25回(2017) 問題50|脈拍について正しいのはどれか。
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