学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ B. 脈拍 / Q0042

理由で解く 臨床医学総論

Q0042 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:鍼灸 第18回(2010) 問題61
問題
徐脈がみられるのはどれか。
選択肢
1 バセドウ病
2 発熱
3 貧血
4 アダムス・ストークス症候群
解答
正解4(アダムス・ストークス症候群)
解説
✗ 1. 誤り
バセドウ病
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)は基礎代謝亢進により頻脈をきたす。
✗ 2. 誤り
発熱
発熱時は体温1℃上昇ごとに脈拍が8〜10/分増加し、頻脈となる。
✗ 3. 誤り
貧血
貧血では酸素運搬能の低下を代償するため心拍数が増加し、頻脈をきたす。
✓ 4. 正解
アダムス・ストークス症候群
✓ 正しい。 アダムス-ストークス症候群は高度の徐脈により脳への循環血液量が低下し、痙攣や失神発作を起こす病態である。完全房室ブロックなどによる40/分以下の極端な徐脈で生じる。バセドウ病・発熱・貧血はいずれも頻脈をきたす病態である。
ポイント
  • アダムス-ストークス症候群は高度徐脈による脳虚血で失神・痙攣を起こす
  • 完全房室ブロックなどによる40/分以下の極端な徐脈で生じる。
  • バセドウ病・発熱・貧血はいずれも頻脈をきたす病態である。
  • 重要用語: 痙攣を起こす、徐脈がみられるのはどれか を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 基準 原因疾患・病態
頻脈 100/分以上 貧血、心不全、甲状腺機能亢進症、発熱、大量出血、褐色細胞腫
徐脈 60/分以下 甲状腺機能低下症、脳圧亢進、房室ブロック、腸チフス(相対的徐脈)
高度徐脈 40/分以下 完全房室ブロック → アダムス-ストークス症候群の危険
解説画像
鍼灸 第18回(2010) 問題61|徐脈がみられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第18回(2010) 問題61|徐脈がみられるのはどれか。
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