学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ B. 脈拍 / Q0039

理由で解く 臨床医学総論

Q0039 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:鍼灸 第7回(1999) 問題61
問題
橈骨動脈の脈拍について正しいのはどれか。
選択肢
1 示指で触診する。
2 右より左が大きい。
3 大動脈炎症候群では右が大きい。
4 ショック時には触れにくくなる。
解答
正解4(ショック時には触れにくくなる。)
解説
✗ 1. 誤り
示指で触診する。
橈骨動脈の脈拍触診は示指・中指・環指の3指を用いて行う。示指だけでは不十分である。
✗ 2. 誤り
右より左が大きい。
橈骨動脈の拍動は通常、左右で差はない。右より左が大きいということはない。
✗ 3. 誤り
大動脈炎症候群では右が大きい。
大動脈炎症候群(脈なし病)では橈骨動脈を触れないことがあり、左右差も生じうるが、一概に右が大きいとはいえない。
✓ 4. 正解
ショック時には触れにくくなる。
✓ 正しい。 ショック時には末梢循環不全により血圧が低下し、末梢動脈の拍動が触れにくくなる。橈骨動脈は末梢動脈であるため、ショック時の循環不全を鋭敏に反映する。ショック時に橈骨動脈が触れない場合は、より中枢の頸動脈で脈拍を確認する。
ポイント
  • ショック時には末梢循環不全で橈骨動脈の拍動が触れにくくなる
  • ショック時には末梢循環不全により血圧が低下し、末梢動脈の拍動が触れにくくなる。
  • 橈骨動脈は末梢動脈であるため、ショック時の循環不全を鋭敏に反映する。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 内容
基本部位 橈骨動脈(橈骨茎状突起の高さ)
使用する指 示指・中指・環指の3指
手掌の向き 患者の手掌を上に向ける
観察項目 脈拍数、調律、大きさ、遅速、緊張、血管壁の性状
左右比較 まず左右同時に触診し、差がないことを確認
ショック時 橈骨動脈が触れない場合は頸動脈で確認
解説画像
鍼灸 第7回(1999) 問題61|橈骨動脈の脈拍について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第7回(1999) 問題61|橈骨動脈の脈拍について正しいのはどれか。
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