学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ G. 耳鼻科疾患 / Q1458

理由で解く 臨床医学各論

Q1458 その他の領域

出典:鍼灸 第22回(2014) 問題83
問題
メニエール病の症状としてみられないのはどれか。
選択肢
1 耳漏
2 耳鳴り
3 難聴
4 眩暈
解答
正解1(耳漏)
解説
✓ 1. 誤り
耳漏
耳漏(耳だれ)はメニエール病の症状ではない。耳漏は中耳炎(特に慢性中耳炎や急性中耳炎の鼓膜穿孔時)でみられる症状であり、中耳腔の分泌物が外耳道に排出されるものである。メニエール病は内耳の内リンパ水腫による疾患であり、中耳の炎症を伴わないため耳漏は生じない。
✗ 2.
耳鳴り
✗ 正しい。耳鳴りはメニエール病の三主徴の一つであり、一側性の耳鳴りがめまい発作に関連して出現・増悪する。蝸牛機能の障害を反映した症状であり、低音部の耳鳴りが特徴的である。
✗ 3.
難聴
✗ 正しい。感音難聴はメニエール病の三主徴の一つである。聴力検査では中・低音域で感音難聴を示し、初期は低音障害型で変動性があるが、発作の反復により次第に難聴が進行する。
✗ 4.
眩暈
✗ 正しい。回転性眩暈はメニエール病の最も特徴的な症状であり、三主徴の一つである。内リンパ水腫により前庭機能が障害されて生じ、吐き気、嘔吐、冷や汗を伴うこともある。
ポイント
  • メニエール病の三主徴は「回転性めまい」「感音難聴」「耳鳴り」であり、耳漏は含まれない。
  • 耳漏は中耳炎(炎症性疾患)の症状であり、メニエール病(非炎症性の内耳疾患)とは病態が異なる。
  • メニエール病(内耳疾患)と中耳炎(中耳疾患)の症状の違いを整理して鑑別できるようにしておく。
  • 重要用語: メニエール病、耳漏、中耳炎、三主徴、内リンパ水腫 を正確に理解しておくこと。
比較表
症状 メニエール病 中耳炎
回転性めまい あり(三主徴) 通常なし
感音難聴 あり(三主徴) なし(伝音難聴)
耳鳴り あり(三主徴) まれ
耳漏 なし あり
耳痛 なし あり
発熱 なし あり
解説画像
鍼灸 第22回(2014) 問題83|メニエール病の症状としてみられないのはどれか。 解説図
鍼灸 第22回(2014) 問題83|メニエール病の症状としてみられないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手