学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ G. 耳鼻科疾患 / Q1444

理由で解く 臨床医学各論

Q1444 その他の領域

出典:あマ指 第13回(2005) 問題96
問題
突発性難聴について誤っているのはどれか。
選択肢
1 感音性難聴である。
2 めまい発作を繰り返す。
3 耳鳴りを伴う。
4 原因は不明である。
解答
正解2(めまい発作を繰り返す。)
解説
✗ 1.
感音性難聴である。
✗ 正しい。突発性難聴は内耳の障害による感音難聴であり、正しい記述である。突然に高度の感音難聴が発生する。伝音難聴とは異なり内耳から聴神経にかけての障害である。
✓ 2. 誤り
めまい発作を繰り返す。
突発性難聴ではめまいを伴うことはあるが、めまい発作を繰り返すことはない。突発性難聴のめまいは一回性であり、発作を反復するのはメニエール病の特徴である。この点が突発性難聴とメニエール病の重要な鑑別点となる。メニエール病では回転性めまい発作が反復し、発作のたびに難聴が進行する。
✗ 3.
耳鳴りを伴う。
✗ 正しい。突発性難聴では耳鳴りを伴うことが多い。突然の難聴とともに耳鳴りが出現するのが典型的な経過である。
✗ 4.
原因は不明である。
✗ 正しい。突発性難聴は原因不明に突然発症する感音難聴を総称したものであり、原因は不明である。ウイルス感染説や内耳血流障害説が有力とされるが確定していない。
ポイント
  • 突発性難聴とメニエール病の鑑別は頻出事項である。突発性難聴のめまいは一回性であり反復しない。メニエール病はめまい発作が反復するのが特徴。
  • 突発性難聴は発症から2週間以内の早期治療が聴力改善の鍵となり、1ヵ月を過ぎると改善の可能性は低い。
  • 突発性難聴の原因としてウイルス感染説や内耳血流障害説が有力であるが確定していない。流行性耳下腺炎(ムンプス)でも急性感音難聴が起こることがある。
  • 重要用語: 突発性難聴, メニエール病, めまいの反復, 感音難聴, 早期治療 を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 突発性難聴 メニエール病
発症 突然 発作性・反復性
めまい 一回性(伴うことあり) 反復する回転性めまい
難聴 高度感音難聴(一側性) 中低音域の感音難聴(変動性)
原因 不明 内リンパ水腫
治療 早期治療が重要 対症療法・予防療法
解説画像
あマ指 第13回(2005) 問題96|突発性難聴について誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第13回(2005) 問題96|突発性難聴について誤っているのはどれか。
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