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理由で解く 臨床医学各論

Q1431 その他の領域

出典:あマ指 第34回(2026) 問題49
問題
中心部の視野欠損が早期から出現する疾患はどれか。
選択肢
1 飛蚊症
2 緑内障
3 白内障
4 加齢黄斑変性症
解答
正解4(加齢黄斑変性症)
解説
✗ 1. 誤り
飛蚊症
飛蚊症は硝子体の混濁により、視野に小さな浮遊物(黒い点や糸くず状)が見える状態であり、視野欠損を起こすものではない。加齢に伴う生理的なものが多いが、網膜剥離の前駆症状として出現することもある。
✗ 2. 誤り
緑内障
緑内障では視野欠損がみられるが、通常は周辺部の視野(特に鼻側)から障害が始まり、中心視野は末期まで保たれることが多い。眼圧上昇により視神経乳頭が陥凹し、視神経線維が障害される。開放隅角緑内障が最も多い。
✗ 3. 誤り
白内障
白内障は水晶体の混濁により視力低下をきたす疾患であるが、視野の中心部欠損を特徴とする疾患ではない。主症状はかすみ目(霧視)、羞明(まぶしさ)、視力低下である。加齢が最大の原因である。
✓ 4. 正しい
加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性症では、網膜の黄斑部が障害されるため、早期から中心部の視野欠損(中心暗点)が出現する。黄斑部は視力に最も重要な部位であり、変視症(ものが歪んで見える)や中心視力の低下が特徴的な症状である。
ポイント
  • 加齢黄斑変性症は黄斑部の障害により、早期から中心暗点(中心視野欠損)と変視症(歪み)が出現する
  • 緑内障の視野欠損は周辺部(鼻側)から始まり、中心視野は末期まで温存される
  • 白内障は水晶体混濁による霧視・視力低下が主症状で、視野欠損ではない
  • 重要用語: 中心暗点, 変視症, 黄斑部, 緑内障は周辺視野障害 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 主症状 視野障害の特徴 原因
加齢黄斑変性症 変視症・中心暗点 中心部から障害 黄斑部の変性
緑内障 視野狭窄 周辺部(鼻側)から障害 眼圧上昇による視神経障害
白内障 霧視・羞明 視野欠損なし 水晶体の混濁
飛蚊症 浮遊物が見える 視野欠損なし 硝子体混濁
解説画像
あマ指 第34回(2026) 問題49|中心部の視野欠損が早期から出現する疾患はどれか。 解説図
あマ指 第34回(2026) 問題49|中心部の視野欠損が早期から出現する疾患はどれか。
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