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理由で解く 臨床医学各論

Q1347 その他の領域

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題73
問題
自動体外式除細動器(AED)について誤っている記述はどれか。
選択肢
1 薬事法に定められた医療機器である。
2 除細動の時は対象者の体に触れない。
3 使用するには医師の指示が必要である。
4 AED は自動的に心室細動を判定し除細動する。
解答
正解3(使用するには医師の指示が必要である)
解説
✗ 1.
薬事法に定められた医療機器である。
✗ 正しい。AEDは薬事法(現・医薬品医療機器等法)に定められた医療機器(高度管理医療機器)である。定期的な点検やパッドの交換など適切な管理が義務づけられている。医療機器として品質・安全性が法的に担保されている。
✗ 2.
除細動の時は対象者の体に触れない。
✗ 正しい。除細動(電気ショック)の際は高エネルギーの電気が流れるため、対象者の体に触れていると感電する危険がある。「離れてください」と周囲に注意喚起し、誰も対象者に触れていないことを確認してからショックボタンを押す。安全確認は除細動実施の必須手順である。
✓ 3. 誤り
使用するには医師の指示が必要である。
AEDは2004年7月から医師の指示がなくても一般市民が使用できるようになった。一般市民でもこの一次救命処置については習得しておくことが期待され、駅、スポーツ施設、学校、レストランなど多数の人が集まる場所のあちこちにこのAEDが設置されるようになってきた。BLSの一環として位置づけられている。
✗ 4.
AED は自動的に心室細動を判定し除細動する。
✗ 正しい。AEDは電極パッドを貼ると自動的に心電図を解析し、心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(pulseless VT)を検出して電気的除細動の適応を判定する。適応がある場合は音声ガイダンスでショックを指示し、使用者がボタンを押して除細動を実施する。
ポイント
  • AEDは2004年から一般市民でも使用可能となり、医師の指示は不要である。BLSの一環として広く普及している。
  • AEDの適応は心室細動(VF)と無脈性心室頻拍(pulseless VT)であり、心静止(asystole)や無脈性電気活動(PEA)には無効。
  • 記載の心肺蘇生法の絶対適応は「心停止と心室細動」であり、AEDによる除細動はBLSに組み込まれている。
  • 重要用語: AED、心室細動、一般市民使用可、一次救命処置(BLS) を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 内容
正式名称 自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)
使用者 一般市民を含む誰でも使用可能(2004年〜)
適応 心室細動(VF)、無脈性心室頻拍(pulseless VT)
非適応 心静止(asystole)、無脈性電気活動(PEA)
設置場所 駅・スポーツ施設・学校・レストランなど公共施設
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題73|自動体外式除細動器(AED)について誤っている記述はどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題73|自動体外式除細動器(AED)について誤っている記述はどれか。
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