学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ B. 一般外科 / Q1336

理由で解く 臨床医学各論

Q1336 その他の領域

出典:鍼灸 第10回(2002) 問題88
問題
一次救命処置でないのはどれか。
選択肢
1 血管確保
2 気道確保
3 人工呼吸
4 心マッサ―ジ
解答
正解1(血管確保)
解説
✓ 1. 誤り
血管確保
血管確保(静脈路確保)は二次救命処置(ALS: Advanced Life Support)に含まれる手技であり、一次救命処置(BLS)には含まれない。BLSは「医療器材を用いる必要のない処置」と同義である。血管確保は医療資機材(静脈留置カテーテル、輸液セットなど)と専門知識を要するため、二次救命処置のDEF(Drug, ECG, Fibrillation)に分類される。
✗ 2.
気道確保
✗ 正しい。気道確保(A: Airway)は一次救命処置の基本手技である。「気道確保(airway; A)」があり、頭部後屈・顎先挙上法や下顎挙上法で舌根沈下を防ぎ気道を開通させる。口腔内の異物除去や入れ歯の除去も含まれる。
✗ 3.
人工呼吸
✗ 正しい。人工呼吸(B: Breathing)は一次救命処置の基本手技である。心臓マッサージ30回に2回、1回が1秒程度で素早く吹き込む。下顎を挙上し頭部を後屈させ、胸郭が膨らむことを確認しながら行う。
✗ 4.
心マッサ―ジ
✗ 正しい。心マッサージ(胸骨圧迫、C: Circulation)は一次救命処置の最も重要な手技の一つである。1分間に100回の速さで、剣状突起から頭側2横指の位置で胸骨が4~5cm沈む強さで圧迫する。
ポイント
  • 一次救命処置(BLS)は「ABC+AED」で構成され、特殊な器具・薬物を使わず一般市民でも行える処置である。
  • 二次救命処置(ALS)は血管確保・薬剤投与・気管挿管・心電図モニターなど、医療器材を用いた処置であり、DEF(Drug, ECG, Fibrillation)が含まれる。
  • AEDは近年BLSの一環として位置づけられ、駅やスポーツ施設、学校など多数の人が集まる場所に設置されている。
  • 重要用語: BLS、ALS、ABC、DEF、AED を正確に理解しておくこと。
比較表
区分 含まれる処置 実施者
一次救命処置(BLS) 気道確保・人工呼吸・胸骨圧迫・AED 一般市民でも可
二次救命処置(ALS) 血管確保・薬剤投与・気管挿管・除細動 医療従事者
解説画像
鍼灸 第10回(2002) 問題88|一次救命処置でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第10回(2002) 問題88|一次救命処置でないのはどれか。
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