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理由で解く 臨床医学各論

Q1337 その他の領域

出典:あマ指 第11回(2003) 問題80
問題
体位と褥瘡好発部位との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 仰臥位 ― 踵部
2 側臥位 ― 外果部
3 ファウラー位 ― 大転子部
4 座位 ― 坐骨部
解答
正解3(ファウラー位 ― 大転子部)
解説
✗ 1.
仰臥位 ― 踵部
✗ 正しい。仰臥位では踵部が床面に接触して持続的に圧迫されるため、褥瘡の好発部位となる。仰臥位の他の好発部位には後頭部・肩甲骨部・仙骨部・肘頭部がある。いずれも骨突出部が体重により床面に押しつけられる部位である。
✗ 2.
側臥位 ― 外果部
✗ 正しい。側臥位では外果部(外くるぶし)が床面に接して圧迫されるため、褥瘡好発部位となる。側臥位では大転子部・肩峰部・腸骨稜部・耳介部なども好発部位であり、特に大転子部は最も褥瘡が発生しやすい。
✓ 3. 誤り
ファウラー位 ― 大転子部
ファウラー位(半坐位)では仙骨部や尾骨部に体重と摩擦力(ずり落ちによる剪断力)が集中するため、これらが褥瘡好発部位となる。大転子部は側臥位での褥瘡好発部位であり、ファウラー位の好発部位ではない。ファウラー位特有のずり落ちによる剪断力は褥瘡発生の重要な要因である。
✗ 4.
座位 ― 坐骨部
✗ 正しい。座位では坐骨結節部に体重が集中するため、褥瘡の好発部位となる。車椅子使用者では長時間の座位保持により坐骨結節部に持続的な圧力がかかり、褥瘡が発生しやすい。適切なクッションの使用や定期的な除圧が重要である。
ポイント
  • 大転子部は側臥位の好発部位であり、ファウラー位(半坐位)の好発部位ではない。ファウラー位では仙骨部・尾骨部に注意する。
  • 褥瘡は骨突出部に外力(圧迫・摩擦・剪断力)が持続的に加わることで発生する。体位ごとの好発部位を整理して覚えること。
  • ファウラー位ではずり落ちによる剪断力が褥瘡発生に関与するため、体位のずれを防ぐ看護介入が重要である。
  • 重要用語: 褥瘡、好発部位、ファウラー位、剪断力、大転子部 を正確に理解しておくこと。
比較表
体位 褥瘡好発部位
仰臥位 後頭部・肩甲骨部・仙骨部・踵部
側臥位 肩峰部・大転子部・外果部・腸骨稜部
ファウラー位 仙骨部・尾骨部
座位 坐骨結節部
腹臥位 前額部・頬骨部・胸部・膝蓋部
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題80|体位と褥瘡好発部位との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題80|体位と褥瘡好発部位との組合せで誤っているのはどれか。
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