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理由で解く 臨床医学各論

Q1309 リウマチ性疾患・膠原病

出典:あマ指 第27回(2019) 問題64
問題
ベーチェット病の4 大症状でないのはどれか。
選択肢
1 胃潰瘍
2 結節性紅斑
3 ブドウ膜炎
4 口腔粘膜のアフタ性潰瘍
解答
正解1(胃潰瘍)
解説
✓ 1. 誤り
胃潰瘍
胃潰瘍はベーチェット病の四大主症状に含まれない。ベーチェット病で消化管病変がみられる場合は「腸管型ベーチェット」として副症状に分類され、主に回盲部に潰瘍が好発する。胃潰瘍はベーチェット病に特徴的な病変ではない。
✗ 2.
結節性紅斑
✗ 正しい。結節性紅斑はベーチェット病の四大主症状の一つである皮膚症状に含まれる。毛嚢炎様皮疹や皮下の血栓性静脈炎もみられ、針反応(皮膚に注射針を刺すと24~48時間後に無菌性小膿疱が形成される)も特徴的である。
✗ 3.
ブドウ膜炎
✗ 正しい。ブドウ膜炎はベーチェット病の四大主症状の眼症状であり、前部ブドウ膜炎(虹彩毛様体炎)や後部ブドウ膜炎が生じる。繰り返す炎症発作により失明に至ることもある重篤な症状で、特に若年男性で重症化しやすい。
✗ 4.
口腔粘膜のアフタ性潰瘍
✗ 正しい。口腔粘膜のアフタ性潰瘍はベーチェット病の四大主症状の一つで、ほぼ全例(98%以上)にみられる最も高頻度の症状である。再発性の有痛性潰瘍が特徴的で、初発症状であることが多い。
ポイント
  • ベーチェット病の四大主症状は「口腔内アフタ性潰瘍、皮膚症状(結節性紅斑等)、眼症状(ぶどう膜炎)、外陰部潰瘍」の4つ
  • 消化管病変は四大主症状ではなく副症状であり、腸管型ベーチェットとして回盲部に潰瘍が好発する
  • 副症状が主体となるものを血管型、神経型、腸管型ベーチェットと呼ぶ
  • 重要用語: ベーチェット病, 四大主症状, アフタ性潰瘍, ぶどう膜炎, 結節性紅斑, 外陰部潰瘍 を正確に理解しておくこと。
比較表
区分 症状
四大主症状 口腔内アフタ性潰瘍、皮膚症状、眼のぶどう膜炎、外陰部潰瘍
副症状 関節炎、副睾丸炎、血管病変、中枢神経病変、消化器病変
病型分類 血管型、神経型、腸管型
解説画像
あマ指 第27回(2019) 問題64|ベーチェット病の4 大症状でないのはどれか。 解説図
あマ指 第27回(2019) 問題64|ベーチェット病の4 大症状でないのはどれか。
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