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理由で解く 臨床医学各論

Q1310 リウマチ性疾患・膠原病

出典:鍼灸 第30回(2022) 問題63
問題
IV型アレルギーはどれか。
選択肢
1 アナフィラキシーショック
2 アレルギー性結膜炎
3 アレルギー性接触性皮膚炎
4 アレルギー性鼻炎
解答
正解3(アレルギー性接触性皮膚炎)
解説
✗ 1. 誤り
アナフィラキシーショック
アナフィラキシーショックはI型(即時型)アレルギーの最重症型であり、IgE抗体が肥満細胞(マスト細胞)や好塩基球に結合し、抗原との反応によりヒスタミンなどの化学伝達物質が大量に遊離されて全身性に発症する。
✗ 2. 誤り
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎はI型アレルギーに分類される。花粉やダニなどのアレルゲンに対するIgE抗体が関与し、結膜の肥満細胞からヒスタミンが遊離されて眼の痒み・充血・流涙などの症状が出現する。
✓ 3. 正しい
アレルギー性接触性皮膚炎
アレルギー性接触性皮膚炎はIV型(遅延型)アレルギーに分類される。感作T細胞が抗原(金属、化学物質、漆など)を認識し、サイトカインを分泌してマクロファージを集積させ炎症を引き起こす。抗原接触後24~72時間で反応が出現する点がI型アレルギー(数分~数時間)と異なる。ツベルクリン反応もIV型アレルギーの代表である。
✗ 4. 誤り
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎はI型アレルギーであり、花粉やハウスダストなどに対するIgE抗体が鼻粘膜の肥満細胞に結合し、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの3主徴を呈する。花粉症もこれに含まれる。
ポイント
  • IV型アレルギーは「遅延型」で感作T細胞が関与し、抗原接触後24~72時間で反応が出現する
  • I型アレルギーは「即時型」でIgE抗体が関与し、数分~数時間で反応が出現する
  • 選択肢1・2・4はいずれもI型アレルギーであり、3のみがIV型である点を見抜く
  • 重要用語: IV型アレルギー, 遅延型, 感作T細胞, 接触性皮膚炎, ツベルクリン反応 を正確に理解しておくこと。
比較表
アレルギーの型 別名 関与する因子 反応時間 代表疾患
I型 即時型 IgE抗体 数分~数時間 アナフィラキシー、花粉症、アレルギー性鼻炎
IV型 遅延型 感作T細胞 24~72時間 接触性皮膚炎、ツベルクリン反応
解説画像
鍼灸 第30回(2022) 問題63|IV型アレルギーはどれか。 解説図
鍼灸 第30回(2022) 問題63|IV型アレルギーはどれか。
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