学習トップ理由で解く 臨床医学各論第10章 ▸ B. 白血球疾患 / Q1024

理由で解く 臨床医学各論

Q1024 血液・造血器疾患

出典:あマ指 第11回(2003) 問題85
問題
急性白血病でみられないのはどれか。
選択肢
1 皮下出血
2 脾腫
3 病的骨折
4 発熱
解答
正解3(病的骨折)
解説
✗ 1.
皮下出血
✗ 正しい。白血病細胞の増殖により正常造血が抑制され、血小板減少をきたすため、皮下出血、紫斑、歯肉出血、鼻出血などの出血傾向がみられる。出血傾向は急性白血病の三大症状の一つである。
✗ 2.
脾腫
✗ 正しい。白血病細胞の脾臓への浸潤により脾腫がみられる。同様に肝腫大やリンパ節腫脹もみられることがあり、白血病細胞が骨髄外の諸臓器にも浸潤することを反映している。
✓ 3. 誤り
病的骨折
病的骨折は急性白血病の典型的症状ではない。病的骨折は多発性骨髄腫(形質細胞の腫瘍化による骨破壊)や癌の骨転移で骨が脆弱化してみられる所見である。急性白血病では骨痛がみられることはあるが、病的骨折は通常みられない。
✗ 4.
発熱
✗ 正しい。正常白血球の減少と機能障害により易感染性を呈し、発熱がみられる。肺炎や敗血症などの重症感染症が死因となることがあり、感染管理は白血病治療において重要である。
ポイント
  • 急性白血病の三大症状:貧血症状、出血傾向(血小板減少)、易感染性・発熱(正常白血球減少)である。
  • 病的骨折は多発性骨髄腫に特徴的であり、急性白血病とは区別する。多発性骨髄腫では打ち抜き像がX線で認められる。
  • 白血病細胞は骨髄のみならず、脾臓、肝臓、リンパ節など骨髄外の臓器にも浸潤する。
  • 重要用語: 急性白血病、病的骨折、多発性骨髄腫、三大症状 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題85|急性白血病でみられないのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題85|急性白血病でみられないのはどれか。
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