学習トップ理由で解く 臨床医学各論第10章 ▸ B. 白血球疾患 / Q1023

理由で解く 臨床医学各論

Q1023 血液・造血器疾患

出典:鍼灸 第5回(1997) 問題72
問題
急性白血病の症状で誤っているのはどれか。
選択肢
1 貧血
2 出血傾向
3 白血球増多
4 血小板増多
解答
正解4(血小板増多)
解説
✗ 1.
貧血
✗ 正しい。白血病細胞が骨髄で異常増殖し、正常造血が抑制されるため、赤血球産生が低下して貧血を呈する。顔面蒼白、息切れ、動悸、易疲労感などの貧血症状がみられる。正球性正色素性貧血のパターンを示す。
✗ 2.
出血傾向
✗ 正しい。正常造血の抑制により血小板が減少し、紫斑、歯肉出血、鼻出血、皮下出血などの出血傾向がみられる。急性白血病の三大症状の一つであり、重症例では消化管出血や頭蓋内出血を来すこともある。
✗ 3.
白血球増多
✗ 正しい。白血病細胞(芽球)の異常増殖により、末梢血中の白血球数は増多することが多い。ただし増加した白血球は正常機能を持たない芽球であるため、肺炎や敗血症などの感染症に罹患しやすい。
✓ 4. 誤り
血小板増多
急性白血病では白血病細胞の異常増殖により正常造血が抑制され、血小板は減少する(増多ではない)。血小板減少による出血傾向が急性白血病の主要症状の一つである。血小板増多は骨髄増殖性疾患(本態性血小板血症など)でみられる所見であり、混同しないよう注意する。
ポイント
  • 急性白血病の三大症状:貧血症状、出血傾向(血小板減少)、易感染性(正常白血球減少)である。
  • 白血球数は増多するが、正常機能を持たない芽球であるため、免疫力は低下し感染症に罹患しやすい。
  • 血小板は減少するのであり、増多ではない。血小板増多は本態性血小板血症などの骨髄増殖性疾患でみられる。
  • 重要用語: 急性白血病、三大症状、血小板減少、芽球 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第5回(1997) 問題72|急性白血病の症状で誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第5回(1997) 問題72|急性白血病の症状で誤っているのはどれか。
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