学習トップ理由で解く 臨床医学各論第10章 ▸ A. 赤血球疾患 / Q0996

理由で解く 臨床医学各論

Q0996 血液・造血器疾患

出典:あマ指 第22回(2014) 問題82
問題
小球性低色素性貧血を呈するのはどれか。
選択肢
1 鉄欠乏性貧血
2 巨赤芽球性貧血
3 溶血性貧血
4 再生不良性貧血
解答
正解1(鉄欠乏性貧血)
解説
✓ 1. 正しい
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血では鉄の不足によりヘモグロビン合成が障害され、赤血球は小さく(小球性)、ヘモグロビン濃度が低く(低色素性)なる。小球性低色素性貧血の代表的疾患である。
✗ 2. 誤り
巨赤芽球性貧血
巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸の欠乏により核の成熟が障害され、大球性正色素性貧血を呈する。小球性低色素性とは全く逆のタイプである。
✗ 3. 誤り
溶血性貧血
溶血性貧血は赤血球の寿命短縮による貧血であり、正球性正色素性貧血を呈する。小球性低色素性貧血ではない。
✗ 4. 誤り
再生不良性貧血
再生不良性貧血は骨髄の造血機能低下による汎血球減少症であり、正球性正色素性貧血を呈する。小球性低色素性貧血ではない。
ポイント
  • 貧血の形態分類:小球性低色素性(鉄欠乏性貧血)、大球性正色素性(巨赤芽球性貧血)、正球性正色素性(溶血性貧血、再生不良性貧血)を区別する。
  • 小球性低色素性貧血の鑑別には血清鉄、フェリチン、TIBCの測定が重要である。
  • MCVによる分類:MCV<80fLが小球性、80〜100fLが正球性、>100fLが大球性である。
  • 重要用語: 小球性低色素性貧血、大球性正色素性貧血、正球性正色素性貧血 を正確に理解しておくこと。
比較表
貧血の種類 形態分類 MCV 代表的疾患
小球性低色素性 MCV↓、MCH↓、MCHC↓ <80fL 鉄欠乏性貧血
大球性正色素性 MCV↑ >100fL 巨赤芽球性貧血
正球性正色素性 MCV正常 80〜100fL 溶血性貧血、再生不良性貧血
解説画像
あマ指 第22回(2014) 問題82|小球性低色素性貧血を呈するのはどれか。 解説図
あマ指 第22回(2014) 問題82|小球性低色素性貧血を呈するのはどれか。
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