学習トップ理由で解く 臨床医学各論第7章 ▸ A. 糖代謝異常 / Q0560

理由で解く 臨床医学各論

Q0560 代謝・栄養疾患

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題63
問題
HbA1cが反映する血糖値の期間はどれか。
選択肢
1 1〜2日間
2 1〜2週間
3 1〜2か月間
4 1〜2年間
解答
正解3(1〜2か月間)
解説
✗ 1. 誤り
1〜2日間
1〜2日間の血糖値を把握するのは随時血糖や空腹時血糖の直接測定であり、HbA1cの反映期間ではない。自己血糖測定(SMBG)もリアルタイムの血糖値を確認するものである。
✗ 2. 誤り
1〜2週間
1〜2週間の血糖値を反映するのはグリコアルブミン(GA)である。アルブミンの半減期が約17日(2〜3週間)であるため、GAは直近1〜2週間の平均血糖を示す指標として用いられる。
✓ 3. 正しい
1〜2か月間
HbA1c(糖化ヘモグロビン)は過去1〜2か月間の平均血糖値を反映する指標である。赤血球中のヘモグロビンが血中グルコースと非酵素的に結合(糖化反応)し、赤血球の寿命が約120日であることから、直近1〜2か月間の血糖状態を総合的に評価できる。
✗ 4. 誤り
1〜2年間
1〜2年間はHbA1cの反映期間として長すぎる。赤血球は約120日で新しいものに入れ替わるため、HbA1cが反映する期間は過去1〜2か月間に限られる。
ポイント
  • HbA1cは糖尿病の診断基準(≧6.5%)および長期血糖コントロールの評価に用いる最も重要な指標である。
  • 血糖コントロール指標は反映期間が異なるため、グリコアルブミン(1〜2週間)との違いを正確に押さえておく。
  • 重要用語: HbA1c、糖化ヘモグロビン、赤血球寿命120日、グリコアルブミン を正確に理解しておくこと。
比較表
指標 反映期間 根拠
随時血糖・空腹時血糖 その時点 直接測定
グリコアルブミン(GA) 過去1〜2週間 アルブミン半減期 約17日
HbA1c 過去1〜2か月間 赤血球寿命 約120日
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題63|HbA1cが反映する血糖値の期間はどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題63|HbA1cが反映する血糖値の期間はどれか。
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