学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ C. 副腎疾患 / Q0508

理由で解く 臨床医学各論

Q0508 内分泌疾患

出典:あマ指 第19回(2011) 問題78
問題
褐色細胞腫でみられないのはどれか。
選択肢
1 高血圧
2 動悸
3 体重減少
4 発汗減少
解答
正解4(発汗減少)
解説
✗ 1.
高血圧
✗ 正しい。褐色細胞腫ではカテコールアミン過剰により血管収縮・心拍出量増加が生じ、著明な高血圧(発作性または持続性)がみられる。 高血圧は褐色細胞腫の最も重要な症状であり、「みられない」は誤りである。
✗ 2.
動悸
✗ 正しい。カテコールアミンのβ1受容体刺激作用により心拍数が増加し、動悸・頻脈が生じる。 褐色細胞腫の代表的症状であり、「みられない」は誤りである。
✗ 3.
体重減少
✗ 正しい。カテコールアミンは基礎代謝を亢進させ、脂肪分解を促進するため体重減少がみられる。 褐色細胞腫でみられる症状であり、「みられない」は誤りである。
✓ 4. 誤り
発汗減少
褐色細胞腫ではカテコールアミンの交感神経刺激作用により発汗は亢進する。 発汗減少ではなく発汗過多が正しい所見である。 褐色細胞腫の典型的5大症状は「高血圧・頭痛・動悸・発汗過多・代謝亢進」である。
ポイント
  • 褐色細胞腫の症状はカテコールアミンの交感神経刺激作用から論理的に導ける
  • 5H(Hypertension、Headache、Heart palpitation、Hyperhidrosis、Hypermetabolism)で覚えると整理しやすい
  • 発汗は「亢進」であり「減少」ではない点に注意し、全症状が交感神経の過剰刺激で説明できることを理解する
  • 重要用語: 褐色細胞腫、カテコールアミン、発汗過多、5H を正確に理解しておくこと。
比較表
褐色細胞腫の5H 英語 症状
Hypertension 高血圧 発作性または持続性
Headache 頭痛 血圧上昇に伴う
Heart palpitation 動悸 β1受容体刺激
Hyperhidrosis 発汗過多 交感神経刺激
Hypermetabolism 代謝亢進 体重減少・高血糖
解説画像
あマ指 第19回(2011) 問題78|褐色細胞腫でみられないのはどれか。 解説図
あマ指 第19回(2011) 問題78|褐色細胞腫でみられないのはどれか。
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