学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ C. 副腎疾患 / Q0500

理由で解く 臨床医学各論

Q0500 内分泌疾患

出典:あマ指 第12回(2004) 問題83
問題
アジソン病で血中濃度が高くなるのはどれか。
選択肢
1 カルシウム
2 ナトリウム
3 カリウム
4 リン
解答
正解3(カリウム)
解説
✗ 1. 誤り
カルシウム
アジソン病でカルシウムの顕著な上昇は特徴的ではない。高Ca血症をきたす代表疾患は副甲状腺機能亢進症である。
✗ 2. 誤り
ナトリウム
アジソン病ではアルドステロン低下により腎でのNa再吸収が減少し、血清Na濃度は低下(低Na血症)する。
✓ 3. 正しい
カリウム
アジソン病ではアルドステロン低下により腎遠位尿細管・集合管でのK排泄が減少するため、血清K濃度が上昇(高K血症)する。
✗ 4. 誤り
リン
リン濃度上昇はアジソン病の主要所見ではない。高リン血症の代表は慢性腎不全である。
ポイント
  • アジソン病の電解質異常は「低Na・高K」が鉄則。原発性アルドステロン症とは正反対のパターン
  • 高K血症はテント状T波・心室細動など致死性不整脈のリスクがあり、急性副腎不全(副腎クリーゼ)では生命に関わる
  • アジソン病の検査所見: 低Na・高K・低血糖・ACTH高値・コルチゾール低値
  • 重要用語: アジソン病, 高カリウム血症, 低ナトリウム血症, アルドステロン低下 を正確に理解しておくこと。
比較表
電解質 アジソン病 原発性アルドステロン症
Na 低下(低Na血症) 上昇(高Na血症)
K 上昇(高K血症) 低下(低K血症)
血圧 低血圧 高血圧
レニン 上昇 低下(抑制)
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題83|アジソン病で血中濃度が高くなるのはどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題83|アジソン病で血中濃度が高くなるのはどれか。
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