学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ C. 副腎疾患 / Q0499

理由で解く 臨床医学各論

Q0499 内分泌疾患

出典:あマ指 第11回(2003) 問題83
問題
高血圧がみられる疾患はどれか。
選択肢
1 シモンズ病
2 原発性アルドステロン症
3 アジソン病
4 粘液水腫
解答
正解2(原発性アルドステロン症)
解説
✗ 1. 誤り
シモンズ病
シモンズ病は下垂体前葉機能低下症であり、ACTH・TSH等の低下により副腎・甲状腺ホルモンが二次的に低下し低血圧を呈する。
✓ 2. 正しい
原発性アルドステロン症
原発性アルドステロン症では副腎皮質球状帯からアルドステロンが過剰分泌され、腎でのNa再吸収促進→循環血液量増加により高血圧を呈する。高血圧・低K血症・代謝性アルカローシスが三徴。
✗ 3. 誤り
アジソン病
アジソン病は副腎皮質機能低下症であり、アルドステロン低下→Na喪失→循環血液量低下により低血圧を呈する。
✗ 4. 誤り
粘液水腫
粘液水腫は甲状腺機能低下症の病態であり、代謝低下により心拍出量が減少し低血圧傾向となる。
ポイント
  • 原発性アルドステロン症は二次性高血圧の代表的原因であり、レニン低値・アルドステロン高値が診断の手がかり
  • ホルモン過剰疾患(アルドステロン症・クッシング症候群・褐色細胞腫)は高血圧、ホルモン低下疾患(アジソン病・シモンズ病・粘液水腫)は低血圧と整理する
  • 原発性アルドステロン症の三徴は「高血圧・低K血症・代謝性アルカローシス」
  • 重要用語: 原発性アルドステロン症, 高血圧, シモンズ病, 粘液水腫, 低血圧 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 血圧 ホルモン変化
原発性アルドステロン症 高血圧 アルドステロン過剰
クッシング症候群 高血圧 コルチゾール過剰
褐色細胞腫 高血圧(発作性) カテコールアミン過剰
アジソン病 低血圧 コルチゾール・アルドステロン低下
シモンズ病 低血圧 下垂体ホルモン全般低下
粘液水腫 低血圧 甲状腺ホルモン低下
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題83|高血圧がみられる疾患はどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題83|高血圧がみられる疾患はどれか。
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