学習トップ理由で解く 臨床医学各論第4章 ▸ B. 閉塞性呼吸器疾患 / Q0285

理由で解く 臨床医学各論

Q0285 呼吸器疾患

出典:あマ指 第3回(1995) 問題77
問題
気管支喘息の原因でないのはどれか。
選択肢
1 アレルギー
2 感染
3 飲酒
4 精神的要因
解答
正解3(飲酒)
解説
✗ 1.
アレルギー
✗ 正しい。アレルギーは気管支喘息の最も重要な原因である。喘息患者のうち小児で90%、成人では60%の割合でアトピー性素因を有し、アレルギー機序を介して発症する。原因アレルゲンとしてダニ、ほこり、カビ、ペットなどの室内アレルゲンが重要である。
✗ 2.
感染
✗ 正しい。感染は気管支喘息の原因および増悪因子となる。非アトピー型(内因型)では感染などを契機に発症すると考えられている。また、気道感染は既存の喘息を増悪させる重要な誘因でもある。
✓ 3. 誤り
飲酒
飲酒は気管支喘息の原因ではない。気管支喘息の原因・増悪因子としてはアレルゲン、感染、運動、寒冷刺激、大気汚染、精神的ストレス、NSAIDsなどが知られているが、飲酒は含まれない。
✗ 4.
精神的要因
✗ 正しい。精神的要因は気管支喘息の発症・増悪因子となる。ストレスや情動は自律神経系を介して気道過敏性を高め、喘息発作を誘発する。心理的因子への対応も喘息管理において重要である。
ポイント
  • 気管支喘息はアトピー型(外因型)と非アトピー型(内因型)に分類される。前者はアレルゲンに対してIgE抗体を認める型、後者は感染などを契機に発症する型である。
  • 原因アレルゲンとしてダニ、ほこり、カビ、ペットなどの室内アレルゲンが重要であり、環境整備がコントロールに不可欠である。
  • その他の増悪因子として運動、寒冷刺激、大気汚染、NSAIDs(アスピリン喘息)、精神的ストレスがある。
  • 重要用語: アトピー型, 非アトピー型, アレルゲン, 気道過敏性, 増悪因子 を正確に理解しておくこと。
比較表
喘息の型 特徴 頻度
アトピー型(外因型) IgE抗体陽性、アレルゲン関与 小児90%、成人60%
非アトピー型(内因型) IgE抗体陰性、感染契機 成人の一部
解説画像
あマ指 第3回(1995) 問題77|気管支喘息の原因でないのはどれか。 解説図
あマ指 第3回(1995) 問題77|気管支喘息の原因でないのはどれか。
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