学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ D. 性感染症 / Q0100

理由で解く 臨床医学各論

Q0100 感染症

出典:あマ指 第30回(2022) 問題59
問題
感染症について正しいのはどれか。
選択肢
1 真菌は日和見感染の原因となる。
2 マイコプラズマ肺炎の罹患は高齢者に多い。
3 梅毒の潜伏期間は 2 ~ 3 日である。
4 突発性発疹では口腔粘膜にコプリック斑がみられる。
解答
正解1(真菌は日和見感染の原因となる。)
解説
✓ 1. 正しい
真菌は日和見感染の原因となる。
真菌(カンジダ・アスペルギルス・クリプトコッカスなど)は日和見感染の原因となる。免疫機能が低下した患者(HIV感染者・化学療法中の患者・ステロイド長期使用者など)において、通常は病原性を示さない真菌が感染症を引き起こす。エイズの日和見感染として口腔・食道カンジダ症がある。
✗ 2. 誤り
マイコプラズマ肺炎の罹患は高齢者に多い。
マイコプラズマ肺炎は高齢者ではなく若年者(小児~青年期)に多い。「異型肺炎」とも呼ばれ、乾性咳嗽(痰のない咳)が長期間持続するのが特徴的である。歩行できる程度の軽症で「歩く肺炎(walking pneumonia)」とも呼ばれることがある。
✗ 3. 誤り
梅毒の潜伏期間は 2 ~ 3 日である。
梅毒の潜伏期間は約3週間(10~90日)であり、2~3日ではない。2~3日の潜伏期は淋菌感染症などに該当する。
✗ 4. 誤り
突発性発疹では口腔粘膜にコプリック斑がみられる。
コプリック斑は麻疹に特徴的な口腔粘膜所見(カタル期に頬粘膜に出現する白色小斑点)であり、突発性発疹ではみられない。突発性発疹はHHV-6による感染症で、3~4日間の高熱後に解熱とともに発疹が出現する。
ポイント
  • 真菌が日和見感染の原因となることは重要知識。カンジダ・アスペルギルス・クリプトコッカスはいずれもエイズの日和見感染症として出現する。
  • マイコプラズマ肺炎=若年者、コプリック斑=麻疹、梅毒の潜伏期=約3週間を正確に覚えること。
  • 梅毒の潜伏期(約3週間)と淋菌感染症の潜伏期(2~7日)を混同しないよう注意が必要。
  • 重要用語: 真菌(日和見感染)、梅毒(潜伏期約3週間)、コプリック斑(麻疹) を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第30回(2022) 問題59|感染症について正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第30回(2022) 問題59|感染症について正しいのはどれか。
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