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理由で解く 臨床医学各論

Q0076 感染症

出典:あマ指 第31回(2023) 問題52
問題
52風疹について誤っているのはどれか。
選択肢
1 「三日ばしか」と言われる。
2 リンパ節腫脹は2〜3日で軽快する。
3 妊娠初期における感染に注意を要する。
4 ワクチンが予防に有効である。
解答
正解2(リンパ節腫脹は2〜3日で軽快する。)
解説
✗ 1.
「三日ばしか」と言われる。
✗ 正しい。風疹は「三日ばしか」と呼ばれる。発疹・発熱が約3日間で消退することからこの名がある。麻疹(はしか)とは異なり、症状は軽度で経過も短い。
✓ 2. 誤り
リンパ節腫脹は2〜3日で軽快する。
リンパ節腫脹が2~3日で軽快するという記述は事実と異なる。風疹のリンパ節腫脹は発疹が消退した後も長期間(3~6週間)持続するのが特徴である。2~3日で消退するのは発熱や発疹であり、リンパ節腫脹ではない。
✗ 3.
妊娠初期における感染に注意を要する。
✗ 正しい。妊娠初期に風疹に感染すると胎児に先天性風疹症候群(CRS)を引き起こす危険性がある。CRSの3徴は白内障・感音性難聴・先天性心疾患であり、妊娠12週以内の感染で発症リスクが最も高い。
✗ 4.
ワクチンが予防に有効である。
✗ 正しい。風疹はMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン、弱毒生ワクチン)により予防可能である。定期接種として小児期に2回接種が推奨されており、集団免疫の確立にも寄与する。
ポイント
  • 風疹の症状で「3日で消退するもの」と「長期間持続するもの」を区別すること。発熱・発疹は約3日で消退するが、リンパ節腫脹は3~6週間持続する。
  • 風疹の3大症状は「発疹(バラ紅色斑状丘疹)」「発熱(軽度)」「リンパ節腫脹(頸部・耳後部)」であり、リンパ節腫脹が最も長く続く。
  • 先天性風疹症候群(CRS)の3徴は白内障・感音性難聴・先天性心疾患であり、妊娠初期の感染が最もリスクが高い。
  • 重要用語: リンパ節腫脹(3~6週持続), 三日ばしか, 先天性風疹症候群, MRワクチン を正確に理解しておくこと。
比較表
風疹の症状 出現時期 持続期間
発疹(バラ紅色斑状丘疹) 潜伏期14~21日後 約3日
発熱(軽度~無熱) 発疹と同時 2~3日
リンパ節腫脹(頸部・耳後部) 発疹出現の数日前 3~6週間
解説画像
あマ指 第31回(2023) 問題52|52風疹について誤っているのはどれか。 解説図
あマ指 第31回(2023) 問題52|52風疹について誤っているのはどれか。
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