学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0071

理由で解く 臨床医学各論

Q0071 感染症

出典:鍼灸 第28回(2020) 問題69
問題
潜伏期間が最も長いのはどれか。
選択肢
1 流行性耳下腺炎
2 エイズ
3 ジフテリア
4 破傷風
解答
正解2(エイズ)
解説
✗ 1. 誤り
流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の潜伏期間は約2~3週間である。エイズの数年~十数年と比較すると極めて短い。
✓ 2. 正しい
エイズ
エイズ(AIDS)の潜伏期間は最も長く、HIV感染から無治療の場合約5~10年(数年~十数年)の無症候期を経てエイズを発症する。この間もHIVはCD4陽性Tリンパ球を徐々に破壊し続けている。
✗ 3. 誤り
ジフテリア
ジフテリアの潜伏期間は2~5日程度と比較的短い。ジフテリア菌が産生する外毒素により、咽頭・喉頭に偽膜を形成し、心筋炎や神経麻痺を起こす。DPTワクチンで予防可能である。
✗ 4. 誤り
破傷風
破傷風の潜伏期間は3~21日程度(平均7~10日)である。創傷から侵入した破傷風菌が産生する外毒素(テタノスパスミン)により、強直性けいれんを起こす。エイズと比較すると極めて短い。
ポイント
  • 潜伏期間の比較は頻出テーマ。エイズの潜伏期間(数年~十数年)は感染症の中で最も長い部類に入る。
  • 潜伏期間の長さの順:エイズ(数年~十数年)>流行性耳下腺炎(2~3週間)>破傷風(3~21日)>ジフテリア(2~5日)。
  • 重要用語: エイズの無症候期, HIV, CD4陽性Tリンパ球, 潜伏期間 を正確に理解しておくこと。
比較表
感染症 潜伏期間
エイズ 数年~十数年
流行性耳下腺炎 2~3週間
破傷風 3~21日
ジフテリア 2~5日
解説画像
鍼灸 第28回(2020) 問題69|潜伏期間が最も長いのはどれか。 解説図
鍼灸 第28回(2020) 問題69|潜伏期間が最も長いのはどれか。
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