学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0070

理由で解く 臨床医学各論

Q0070 感染症

出典:鍼灸 第28回(2020) 問題68
問題
帯状疱疹について正しいのはどれか。
選択肢
1 抗ウイルス薬が有効である。
2 発疹は両下肢に好発する。
3 コプリック斑が出現する。
4 小児期に発症する。
解答
正解1(抗ウイルス薬が有効である。)
解説
✓ 1. 正しい
抗ウイルス薬が有効である。
帯状疱疹には抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)が有効である。発症早期(72時間以内)に投与を開始することで、皮疹の拡大や帯状疱疹後神経痛の予防に効果がある。疼痛に対しては非ステロイド系抗炎症薬も使用する。
✗ 2. 誤り
発疹は両下肢に好発する。
帯状疱疹の発疹は両側性ではなく片側性に出現し、神経の走行(デルマトーム)に一致して帯状に分布する。胸部(肋間神経領域)が最も好発し、正中線を越えないことが特徴。
✗ 3. 誤り
コプリック斑が出現する。
コプリック斑は麻疹に特徴的な口腔内所見(カタル期に頬粘膜に出現する周囲が赤い白色小斑点)であり、帯状疱疹では出現しない。麻疹の症状としてコプリック斑がみられる。
✗ 4. 誤り
小児期に発症する。
帯状疱疹は主に成人・高齢者に発症する。小児期に水痘に罹患した後、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が知覚神経節に潜伏感染し、加齢や免疫力低下時に再活性化して発症する。
ポイント
  • 帯状疱疹の治療にはアシクロビル等の抗ウイルス薬が有効であり、発症早期(72時間以内)の投与が重要である。
  • 帯状疱疹の皮疹は「片側性」「デルマトームに沿う」「帯状」「正中線を越えない」が特徴であり、「両側性」は誤り。
  • 帯状疱疹は小児期の水痘後にVZVが神経節に潜伏感染し、加齢や免疫低下時に再活性化して発症するため、主に成人・高齢者にみられる。
  • 重要用語: アシクロビル, VZV再活性化, 片側性, デルマトーム, 帯状疱疹後神経痛 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第28回(2020) 問題68|帯状疱疹について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第28回(2020) 問題68|帯状疱疹について正しいのはどれか。
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