学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0068

理由で解く 臨床医学各論

Q0068 感染症

出典:あマ指 第28回(2020) 問題74
問題
「12歳の女児。頭痛、発熱と発疹が出現したが3日ほどで消失した。口腔内に発疹はなかった。その後、頸部のリンパ節腫大が続くため来院した。」最も考えられる疾患はどれか。
選択肢
1 麻疹
2 風疹
3 じんま疹
4 手足口病
解答
正解2(風疹)
解説
✗ 1. 誤り
麻疹
麻疹では口腔内にコプリック斑(頬粘膜に出現する周囲が赤い白色小斑点)が出現するが、本症例では口腔内に発疹がない。また麻疹は高熱が約1週間持続し、二峰性発熱を呈する。3日で消退することは通常ない。
✓ 2. 正しい
風疹
本症例は風疹(三日ばしか)に最も合致する。風疹は「発熱・発疹が約3日間で消退」「頸部・耳後部リンパ節腫脹が持続」が特徴的である。リンパ節腫脹は3~6週で消失とされている。口腔内にコプリック斑がないことも麻疹との鑑別に有用。
✗ 3. 誤り
じんま疹
じんま疹はI型アレルギーによる一過性の膨疹であり、ウイルス感染症ではない。通常、発熱やリンパ節腫脹は伴わず、個々の膨疹は24時間以内に消退する。3日間持続する発疹とリンパ節腫脹には合致しない。
✗ 4. 誤り
手足口病
手足口病はコクサッキーウイルスA16型等による疾患で、手掌・足底・口腔内に水疱性発疹が出現する。本症例では口腔内に発疹がなく、頸部リンパ節腫脹も手足口病の特徴ではない。
ポイント
  • 風疹の3大症状は「発疹(バラ紅色斑状丘疹、3日で消退)」「発熱(軽度、2~3日)」「リンパ節腫脹(頸部・耳後部、3~6週持続)」である。
  • 麻疹との鑑別ポイントは「コプリック斑の有無」「発熱期間」「リンパ節腫脹の有無」。風疹ではコプリック斑なし・3日で消退・リンパ節腫脹あり。
  • 症例問題では「発疹の持続期間」「口腔内所見の有無」「リンパ節腫脹の部位と持続」に着目して疾患を絞り込むこと。
  • 重要用語: 風疹(三日ばしか), 3日で消退, 頸部リンパ節腫脹, コプリック斑 を正確に理解しておくこと。
解説画像
あマ指 第28回(2020) 問題74|「12歳の女児。頭痛、発熱と発疹が出現したが3日ほどで消失した。口腔内に発疹はなかった。その後、頸部のリンパ節腫大が続くため来院した。」最も考えられる疾患はどれか。 解説図
あマ指 第28回(2020) 問題74|「12歳の女児。頭痛、発熱と発疹が出現したが3日ほどで消失した。口腔内に発疹はなかった。その後、頸部のリンパ節腫大が続くため来院した。」最も考えられる疾患はどれか。
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